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名古屋で開催されたブロガーイベントにてモニター機として貸し出されたTransBook T100HA-128Sのレビューです。

レビュー条件である3本の記事のうち、最初の1本目である今回はT100HA-128Sの外観やファーストインプレッションを紹介していきます。


質感高いタブレットとチープなキーボードドック

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初代のTransBook T100TAは全体がプラスチックで覆われていたのに対し、T100HAシリーズではタブレット側を金属ボディに仕上げています。

一方キーボードドックはT100TAから引き続きプラスチック製です。
底部にあったビス穴を廃するなど、質感向上に取り組んでいる姿勢は確認できますが、やはりプラスチック製であることによるチープさは隠しきれていません。

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キーボードは10.1インチのタブレットに合わせて小さく作られています。
キーピッチは狭く窮屈ですが、慣れればそれなりに快適にタイプできました。

私のブログ執筆程度であれば十分にこなせるレベルだと思いますが、長時間の文章作成だと疲れるかもしれません。

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タッチパッドは思いの外快適で、二本指でのスクロールは追従性も良く使いやすいです。
ノートPCとして運用する際には非常に重要な点ですが、ここは非常に評価しています。

快適に動作するパフォーマンス

ざっくりとスペックを紹介すると、CPUはAtom x5-Z8500、RAMは4GB、ストレージはeMMCの128GBを搭載しています。
下位モデルのT100HAと比較してRAMやストレージが増量されている点が差異となっています。

まずは必要最小限のアプリとしてChromeとGoogle日本語入力をインストールしました。
Chromeはメモリを多く専有することで有名なブラウザですが、タブを数個開いている程度ならRAM使用量は約半分で済んでいます。
2GBほど余裕があるので画像編集などの作業を同時並行で行うことができそうですね。

Atom x5のパフォーマンスも今のところ大きな不満はありません。
T100TAに搭載されていたAtom Z3775に比べると一回りほど快適になった印象を感じます。
ウェブページを開いた際の一瞬のもたつきが無くなった気がします。こういった小さなストレスの種の改善が満足度向上に繋がっていくんですよね。

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T100TAのAtom Z3775とT100HAのAtom x5-Z8500を比較してみました。
やっぱり一回り高性能ですね。

2 in 1端末特有の悩み

タブレットとノートPCを両立する手段はいくつかありますが、T100HAシリーズで採用しているキーボードドックタイプのデメリットとして「頭でっかちになる」というものがあります。
タブレットが本体なのでそれなりの重量になり、一方キーボードドックは軽量なのでノートPCとして使用する際に不安定になります。

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画面の開ける角度もそれに合わせて狭くなってしまい、ひざ上で使用する際にちょうどいい角度まで広げることができません。
これを解決したのがタブレットにキックスタンドを搭載したMicrosoftのSurfaceシリーズですが、こちらはこちらで接地面積が必要というデメリットを抱えています。


私のファーストインプレッションはこんな感じでした。
T100TAユーザーだったので懐かしさを感じながらも随所に新しい発見があり楽しかったです。

次回以降はもう少し使い込んで、踏み込んだ内容のレビューにしていこうと思います。

TransBook T100HA-128S:ASUS Shop