ASUSがこの春からの新生活に合わせて投入するエントリークラスのスマートフォン「ZenFone Go ZB501KL」は2万円を切る価格が非常に魅力的です。もちろん安ければ良いというわけではなく、スペックのバランスも絶妙です。
ミドルレンジクラスのスペックを確保
安さだけを重視すれば1万円以下の端末も出回っています。ZenFone Goが優れているのはスペックと価格のバランスです。
RAMは実用レベルの2GBを搭載。チップセットはトップメーカーのQualcomm製Snapdragon 400を採用しています。現行モデルのSnapdragon 410ではなく、400を採用したのはコストとの兼ね合いでしょうか。
型落ちCPUをクロックアップでカバー
名称 | ZenFone Go ZB501KL |
OS | Android 5.1.1 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 400 1.4GHzクアッドコア |
ストレージ | 16GB |
RAM | 2GB |
ディスプレイ | 5.5インチ、解像度:1280x720 |
アウトカメラ | 800万画素 |
インカメラ | 500万画素 |
バッテリー容量 | 3010mAh |
サイズ | 151x76.9x10.7mm |
重量 | 160g |
カラー | ブラック、ホワイト、ブルー |
ZenFone 5などの2014年のミドルレンジクラスに搭載されていたSnapdragon 400を今更採用するのかという話ですが、定格1.2GHzのCPUを1.4GHzにクロックアップすることで性能不足を補っています。
クロックアップするということは電池消費も激しくなりますが、搭載するバッテリーは3010mAh。エントリークラスとしてはかなり大容量です。
好みの分かれる5.5インチ
ZenFone Goは5.5インチのディスプレイを採用しています。解像度は1280x720のHD。ピクセル密度は267ppiで、けして高精細とは言えませんが十分実用レベルだと思います。他のハイエンドスマホと並べて比較しない限りは普通に使える解像度でしょう。
気になるのは解像度ではなく画面サイズ。日本人にとってポピュラーな画面サイズは5インチです。ZenFoneシリーズの中でも、一番売れているのは5インチサイズのZenFone 2 Laser ZE500KLです。
大きい方が見やすくて使いやすいと感じる方も居るでしょうけども、このサイズが気になって購入に踏み切れない方も少なからず存在するでしょう。
値下げされたZenFone 2 Laserも候補に
2015年の夏に発売して以来、SIMフリースマートフォンの定番モデルとして定着したZenFone 2 Laser ZE500KL。発売から時間が経ち、現在では2万円台前半程度の価格で販売されることも増えてきました。
スペック面ではZenFone Goと肩を並べ、5インチという持ちやすいサイズや1300万画素のレーザーAF付きカメラが魅力と言えます。この春からZenFoneを購入して格安スマホデビューを考えている方は、以上の2機種を候補にすると良いかもしれませんね。
ZenFone Goは今後レビュー予定
エントリーモデルのZenFone Goがどれほど快適に使えるか、実用に足るものなのかカタログスペックだけでなく実際に触って確認するために私も注文しました。所有している他のZenFoneとの比較など、今後レビュー記事を書いていく予定です。