ZenFone 3を含め、ASUSのZenFoneシリーズの現状をおさらいしてみます。
幅広い価格帯でラインナップを構成
- ZenFone 2 Laser ZE500KL:1万7800円
- ZenFone Go ZB551KL:1万9800円
- ZenFone Max ZC550KL:2万5500円
- ZenFone 2 ZE551ML 2GB 32GB:2万8800円
- ZenFone 2 ZE551ML 4GB 32GB :3万5800円
- ZenFone 2 ZE551ML 4GB 64GB :3万9790円
- ZenFone 3 ZE520KL:3万9800円
販売価格はビックカメラ名古屋駅西店で確認したものです。ZenFone Zoomや6インチのZenFone 2 Laserといった「尖った製品」は省きました。
人気の低価格モデル
2016年春に発売したZenFone Goは定価1万9800円という安さでエントリーモデルとしての人気を博しています。また、2015年夏に発売して以来人気のZenFone 2 Laserも数回の値下げが行われ、現在ZenFoneシリーズの最安値に位置づけられています。Android 6.0へのアップデートも人気を後押ししていると思われます。
関連記事:SIMフリースマホ7月のシェアトップはHuaweiのP9 Lite
BCNの調査によると、やはりこの2機種がZenFoneシリーズでは特に人気のようです。
若干弱さを感じる2万円台
現状のZenFoneシリーズで2万円台なのはZenFone Maxと、ZenFone 2(2GB / 32GB)となります。ZenFone Maxは大容量バッテリー搭載という魅力で他社と差別化を図っていますが、ファーウェイのP9 Liteや、FREETELのREIといった「ワンランク上のミドルレンジクラス」の登場で押され気味です。
3万円台後半の層を厚くするZenFone 3の登場
家電量販店ではZenFone 3はZenFone 2(4GB / 32GB)と併売していくようです。Antutuベンチマークテストの結果では、両者のスコアは非常に近く、RAMを4GB搭載している点からZenFone 2を選ぶメリットも残っています。
関連記事:性能怪獣にも肉迫する5.2型「ZenFone 3」を先行レビュー:週間リスキー
IntelのCPUを搭載しているという点で消費者の印象に残ることが多いようで、それを目当てに未だに売れるそうです。一般層にはSnapdragonといっても知名度が低いのでしょうね。
UQ mobileなどのau系MVNOを利用する方、DSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)に魅力を感じる方など、
どこでも買えるZenFone 3
ZenFone 3を取り扱う家電量販店、MVNOは非常に多く、セット販売も始まるでしょう。特にMVNOではセット販売による割引が期待でき、楽天モバイルでhonor 8が7000円引きされたような大きな割引サービスが待たれます。
au VoLTEに対応したことで、販売店にUQ mobileが追加されていますね。着実に販路を広げています。
低価格帯は型落ちモデルを安価に販売
発売から1年以上が経過したZenFone 2 Laserは、当初から1万円近い値下げを行い今でも販売が継続しています。ただ安くするだけでなくAndroid 6.0へのアップデートを行ったり、au VoLTEに対応させるなど、ソフト面の改良は進んでいます。
【速報】ZenFone 2 Laser ZE500KLでau VoLTE対応に!
3万円前後の新製品投入に期待
ZenFone 3 LaserやZenFone 3 Maxといったミドルレンジクラスの端末に国内向けモデルが存在することがわかっています。日本人が親しみやすい5.2インチモデルも存在し、今後も要注目です。
発表会でも予告の中にこれらの端末が無かったので、今年はもう出なさそうな気もしますが、国内投入に期待です。
ZenFone 3(ZE520KL-BK32S3):ASUS Shop
ZenFone 3(ZE520KL-WH32S3):ASUS Shop
ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL-GD256S6):ASUS Shop
ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL-SL256S6):ASUS Shop