DSC01370
現在のSIMフリースマホ市場では3万円台が人気になりつつあります。コストパフォーマンスだけでなく、メーカーの独自色が出しやすい価格帯で、各社それぞれ個性のある製品を投入してきています。

そんな3万円台の製品3機種を比較してみます。

ZenFone 3、AXON 7 mini、IDOL 4を比較

2016-11-01_19h39_59
表には基本的なスペックと、最近のトレンドとなっているDSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)、au VoLTEの項目。さらに各社の個性となる「プラスα」を加えました。

基本スペックとカメラ機能を重視するZenFone 3

3機種の中で最も高性能なSnapdragon 625を搭載しています。また、カメラに関しても唯一光学手ブレ補正を搭載。ASUSが「TriTech AF」と呼称する3つのAF(レーザーAF、像面位相差AF、コンティニュアスAF)に対応するなどカメラに関して注力していることが伺えます。

オーディオ性能を重視するAXON 7 mini

続いてZTEのAXON 7 miniは国内初のドルビーアトモス対応を謳います。旭化成製のオーディオチップ「AK4962」や、デュアルスピーカーなど音響性能で他社と差別化を図っています。

VRゴーグル標準搭載のIDOL 4

TCLのIDOL 4はこの中では最安の3万4800円です。CPUこそAXON 7 miniと同じですが、ストレージは16GBと少なめ。VRゴーグルが標準で付属してくるので、買ってすぐにVRコンテンツを体験できます。

大手キャリアからの乗り換え組向け

Snapdragon 617や625といったミドルレンジクラス以上の性能を持つCPUを搭載している製品は、すでに大手キャリアでスマートフォンを使用している方の乗り換えに最適だと感じました。大手キャリアが販売するハイエンドモデルから乗り換えたとしても、不満の出にくいパフォーマンスを有しているのがこの価格帯からではないでしょうか。