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ファーウェイ主催のブロガーイベント「ファーウェイ王国」参加レポートです。今回はファーウェイのフラグシップモデル「HUAWEI P9」に注目します。

高レベルにバランス良くまとまったスペック

5.2インチのフルHDディスプレイにKirin 955、RAMは3GBとフラグシップにふさわしいバランスの良いハイスペックモデルです。Antutuベンチマークテストによるスコアは9万点半ばほど。最新のハイエンドには及びませんが、ここまで来ると体感で差を感じることはほとんど無いと思います。

こだわりを感じるカメラ

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P9の特徴はなんといってもカメラでしょう。イベントでもカメラに関しての発表は随分と力が入っているように思いました。

デジタルで絞りを再現

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一眼などのデジカメでは当たり前のように可能な絞りの調整は、スマートフォンでは行えないことが普通でした。P9も他のスマートフォンと同様に絞り羽根が可動するわけではありませんが、2つのカメラを利用してデジタルでそれを再現しています。

レンズのF値は最も明るくてF1となるのですが、P9では2つのカメラで実質F0.95と謳っています。F値の数字が小さくなればなるほど明るく、被写界深度が浅くなります。

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テーブルに用意されていたペットボトルのお茶に焦点を合わせ、ワイドアパーチャモード(F0.95)で撮影しました。輪郭の部分に若干の甘さはありますが、かなり精度の高い背景ボケを一発で撮影できました。

カメラの出っ張りについて

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P9のリアカメラは出っ張っておらず、背面とツライチのデザインとなっています。

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こちらはZenFone 3、背面が出っ張っています。この2機種の差として「光学手ブレ補正」対応の有無が挙げられます。

必ずしもこうであるとは限らないと思うのですが、光学手ブレ補正を実装するとカメラユニットが大きくなり、レンズ部分が出っ張ったデザインにせざるを得なくなるのかもしれません。

他には私の所有しているXperia X Performanceもカメラは出っ張っていませんが、手ブレ補正は電子に限られています。ソニーは電子手ブレ補正と高感度を強化して光学手ブレ補正を搭載しない方針のようです。

どちらの考えが正しいか…ではなく、どちらの選択肢も市場に存在し、ユーザーが好みで選べるという環境が理想的ではないでしょうか。

じっくりと触ってみたい1台

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会場では1人1台の貸出があったのですが、十分に触れる時間が確保できず…。できれば1ヶ月くらいじっくり試せる時間があると、より深く魅力に迫れると思います。今後はそういった機会も出てくると嬉しいです。

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