世界で2番目にGoogle Tangoに対応するスマートフォンとして生を受けたZenFone AR ZS571KLですが、Googleの方針転換によりTangoの開発は終了。より普及させやすい「ARCore」へ進むことになりました。
日本でも発売されたZenFone AR ZS571KLですがGoogleによると「ZenFone ARをARCoreに対応させられるようASUSと協力しています」とのこと。
ZenFone ARは記事執筆時点(2018年2月7日)において、日本で唯一の8GB RAMを搭載するハイスペックスマートフォンです。有機ELディスプレイを搭載し、Google Tangoと同時にDaydreamもサポートしています。
VR技術のDaydreamは現在も継続して存在します。一方AR技術のTangoはZenFone ARのように複数のカメラやセンサーを必要とし、デバイスの高コスト化や普及の難しさ。また、アップルのAR技術に対抗する点などからより普及させやすい「ARCore」へと進む道を変えることになりました。
スペック的にはAndroidスマートフォンのかなり上位に位置づけられるZenFone ARですから、要求仕様的にはARCore対応も難しくないと思われます。このままリファレンス機のような位置づけになれば開発機として購入したデベロッパーへの救済措置にもなりそうですが…。