MWC2018にてZenFone 5シリーズが正式発表されました。ASUSにとってはこれから1年間主力として販売していくフラグシップモデルとなります。また、ローンチイベントには現れなかったZenFone Max M1 ZB555KLも最新のエントリーモデルとして発表されています。
ZenFone Max M1 ZB555KL
- OS:Android Oreo ZenUI 5.0
- CPU:Snapdragon 430 / Snapdragon 425
- ディスプレイ:5.5インチ(1440x720)
- RAM:2GB / 3GB
- 内部ストレージ:16GB / 32GB
- アウトカメラ1:1300万画素、F2.0
- アウトカメラ2:ワイドアングルカメラ、広角120°
- インカメラ:1300万画素、F2.2 / 800万画素、F2.2
- バッテリー容量:4000mAh
- 重さ:150g
- その他:トリプルスロット、microUSB、指紋センサー(背面)
SDM425もしくはSDM430を搭載したエントリーモデルです。アスペクト比18:9でありながら5.5インチであるためZenFoneシリーズでは最もコンパクトな1台になる模様。
HD+の解像度など、ZenFone Max Plus M1 ZB555KLの下位モデルに位置付けられる存在なので価格も2万9800円より安価な設定が期待できそうです。
関連記事:MWC 2018にて「ZenFone Max M1 ZB555KL」発表
ZenFone Max Plus M1 ZB570TL
- OS:Android Nougat
- CPU:MediaTek MT6750T
- ディスプレイ:5.7インチ(2160x1080)
- RAM:4GB
- 内部ストレージ:32GB
- アウトカメラ(メイン):1600万画素、F2.0
- アウトカメラ(サブ):800万画素、ワイドアングルカメラ
- インカメラ:800万画素、F2.0
- バッテリー容量:4130mAh
- サイズ:152.6x73x8.8mm
- 重さ:160g
- その他:指紋センサー(背面)、顔認証、トリプルスロット、ワイモバイルVoLTE
すでに国内発売済みの低価格モデルです。アスペクト比18:9の縦長ディスプレイを初めて搭載したZenFoneとなります。
関連記事:ASUS初の18:9ディスプレイ搭載「ZenFone Max Plus M1 ZB570TL」レビュー
ZenFone 5 Lite(5Q) ZC600KL
- OS:Android Oreo ZenUI 5.0
- CPU:Snapdragon 630 / Snapdragon 430
- ディスプレイ:6インチ(2160x1080)、IPS液晶、画面占有率80.3%
- RAM:3GB / 4GB
- 内部ストレージ:64GB
- アウトカメラ1:1600万画素
- アウトカメラ2:ワイドアングルカメラ、広角120°
- インカメラ1:2000万画素、IMX376
- インカメラ2:ワイドアングルカメラ、広角120°
- バッテリー容量:3300mAh
- 重さ:168g
- カラー:ムーンライトホワイト、ルージュレッド、ミッドナイトブラック
- その他:トリプルスロット、microUSB、SDM630モデルはWi-Fi(ac)対応、指紋センサー(背面)
ZenFone 5ファミリーの廉価モデルです。前面・背面どちらにもワイドアングルカメラを搭載したクアッドカメラ構成(これが5”Q”の由来?)が特徴的。
性能の異なる2種類のバリエーションがありますが、日本にはSDM630搭載版が来ると見て間違いないでしょう。ZenFone 4 Selfie Pro ZD552KL(発売時4万2800円)やZenFone 4 カスタマイズモデル ZE554KL(発売時4万4800円)の後継機種的な位置付けで販売されそうです。
ZenFone 5 ZE620KL
- OS:Android Oreo ZenUI 5.0
- CPU:Snapdragon 636
- ディスプレイ:6.2インチ(2246x1080)、IPS液晶、画面占有率90%
- RAM:4GB / 6GB
- 内部ストレージ:64GB
- アウトカメラ1:1200万画素、IMX363、F1.8、光学手ブレ補正
- アウトカメラ2:ワイドアングルカメラ、広角120°
- インカメラ:800万画素
- バッテリー容量:3300mAh
- 重さ:155g
- カラー:ミッドナイトブルー、メテオシルバー
- その他:DSDV、USB-C、Wi-Fi(ac)対応、指紋センサー(背面)
90%まで向上した画面占有率や”AI”によるさまざまな機能を盛り込んだ今年のフラグシップモデルです。
性能面ではZenFone 4 ZE554KL(定価5万6800円)から大きく進化したわけではありませんが、被写体を認識するカメラや、アプリに応じてパフォーマンスをコントロールするなど”AI”の活用を前面に押し出した1台です。
ZenFone 5Z ZS620KL
- OS:Android Oreo ZenUI 5.0
- CPU:Snapdragon 845
- ディスプレイ:6.2インチ(2246x1080)、IPS液晶、画面占有率90%
- RAM:4GB / 6GB / 8GB
- 内部ストレージ:64GB / 128GB / 256GB
- アウトカメラ1:1200万画素、IMX363、F1.8、光学手ブレ補正
- アウトカメラ2:ワイドアングルカメラ、広角120°
- インカメラ:800万画素、F2.0
- バッテリー容量:3300mAh
- 重さ:155g
- カラー:ミッドナイトブルー、メテオシルバー
- その他:DSDV、USB-C、Wi-Fi(ac)対応、指紋センサー(背面)
ZenFone 5 ZE620KLと同じ筐体にSDM845を搭載したハイスペックモデルです。最小構成(SDM835/4GB/64GB)で479ユーロ(約6.3万円)という低価格を実現したことが話題になりました。
国内発売されるならZenFone 4 Pro ZS551KL(発売時8万9800円)の後継機らしく6GB/128GB以上の構成になると予想しています。
2018年の国内向けZenFoneシリーズラインナップ(予想)
- ZenFone Max M1 ZB555KL:最廉価エントリーモデル
- ZenFone Max Plus M1 ZB570TL:ミドルレンジ発売中(2万9800円)
- ZenFone 5 Lite(5Q) ZC600KL:ミドルレンジモデル
- ZenFone 5 ZE620KL:ミドルハイ・フラグシップモデル
- ZenFone 5Z ZS620KL:ハイエンドモデル
すでに発売中のモデルも含めると、上記のラインナップで2018年の前半は戦っていくことになりそうです。
ZenFoneシリーズは元来フルラインナップ戦略を推し進めていました。下から上まで層が厚く、幅広い製品展開といった内容です。細かいニーズにも対応できる一方、差別化が難しくなっていたのも事実。
ZenFone 5世代では(いまのところ)各価格帯でそれぞれ1製品ずつ用意することでわかりやすいラインナップになる印象を受けました。
ZenFone 5シリーズの国内発売時期は?
グローバルでの発売時期はすでに発表されています。国内発売は慣例通りであれば最短で海外から1ヶ月遅れとなることが予想されます。
- ZenFone 5 Lite:3月発売→国内4月発売
- ZenFone 5:4月発売→国内5月発売
- ZenFone 5Z:6月発売→国内7月発売
順調に進めばこんな感じでしょうか。すでに3月も半ばです。このまま進めば国内発売まであっという間ですね。