ZenFone 5Q ZC600KL 前面001
2014年から始まったZenFoneシリーズの国内進出は今年で第5世代にまで進みました。2015年に発売したZenFone 2シリーズからは細かくバリエーションを展開し、フルラインナップ戦略を進めシェアを拡大。ファーウェイに逆転されるまで国内SIMフリースマホ市場で1位を獲得していました。

市場シェア2位に位置するASUSは戦略を見直し2018年を迎えました。

店頭での売り場確保に効果的なフルラインナップ戦略

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ラインナップを増やすことで家電量販店などの店頭に「ASUS ZenFoneコーナー」を設置できたことはシェア拡大に寄与したと思っています。とはいえすでにZenFoneシリーズ発売から5年目に突入。型落ちモデルも含めて店頭に並ぶわけですから今はもう”多すぎる”といっても過言ではありません。

ZenFone 3シリーズは”多すぎて選びにくい”

  • ZenFone 3 Deluxe ZS570KL
  • ZenFone 3 Deluxe ZS550KL
  • ZenFone 3 Ultra ZU680KL
  • ZenFone 3 ZE552KL
  • ZenFone 3 ZE520KL
  • ZenFone 3 Laser ZC551KL
  • ZenFone 3 Max ZC553KL
  • ZenFone 3 Max ZC520TL
  • ZenFone AR ZS571KL
  • ZenFone Zoom S ZE553KL
  • ZenFone Live ZB501KL

2016年から展開されたZenFone 3シリーズは2017年秋までラインナップの拡充が続き、最終的に11モデルが店頭に並びました。性能違いのバリエーションがあるためさらに選択肢は増えます。

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最廉価モデルから最上位まで幅広く選択肢が豊富な一方「多すぎて何を選んでいいか迷った」のも事実です。

ZenFone 4シリーズでラインナップを厳選する方向に転換

  • ZenFone 4 Pro ZS551KL
  • ZenFone 4 ZE554KL
  • ZenFone 4 Selfie Pro ZD552KL
  • ZenFone 4 Selfie ZD553KL
  • ZenFone 4 Max Pro ZC554KL
  • ZenFone 4 Max ZC520KL

ZenFone 4シリーズは全6種類のラインナップです。特徴の異なる3種類に分けられ、それぞれに下位モデルと上位モデルが存在するというわかりやすいものになりました。

一方で万人に受ける正統派の普及価格帯モデルが存在しなかった(ZenFone 4 カスタマイズモデルは販路が限定されていた)こともあって販売戦略に迷いがあったように感じました。

ZenFone 5シリーズの(4.5世代を含む)ラインナップ予想

  • ZenFone 5Z ZS620KL
  • ZenFone 5 ZE620KL
  • ZenFone 5Q ZC600KL
  • ZenFone Max Plus M1 ZB570TL
  • ZenFone Max M1 ZB555KL

国内向けの発表はまだですが、ZenFoneシリーズのほとんどが国内投入されていることからラインナップはだいたい予想できます。こうやって見てみると各価格帯に1機種ずつ、合計5機種が展開されるのだと思われます。

すでに発売されているZenFone Max Plus M1 ZB570TLが2万9800円ですので、これが参考になりそうです。ZenFone Max M1 ZB555KLはスペック的にこれより安価。ZenFone 5Q ZC600KLはそれ以上の価格といった感じでしょうか。

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ZenFone 5Q ZC600KL 背面001
ZenFone 5Q ZC600KLの投入で、ZenFone 4シリーズの際に空いていた「正統派の普及価格帯モデル」がついに登場。実質的にZenFone 5 ZE520KLの後継的な売れ方をするかもしれません。自撮り特化のZenFone Selfieシリーズもこれに合流したかたちです。

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型落ちモデルは併売か、終息か

ZenFone 4世代が現役な現在、未だにZenFone 3シリーズも一部販売が継続しています。今年も同様に型落ちモデルの併売はあり得ると思いますが、早々に終売して18:9ディスプレイを始めとする”トレンドのデザインを持ったZenFone”だけに集中した方が良さそうにも思います。

ZenFone 5Q ZC600KLとZenFone 4 ZE554KL
縦長ディスプレイ搭載モデルと並べると、どうしても従来モデルは”古いスマホ”に見えます。

リソースの集中、価格設定やアップデート頻度の増加に期待

ラインナップが少なくなれば1機種に割けるリソースが増加します。セキュリティパッチや不具合修正のアップデート頻度が向上するといった期待が高まります。

生産量が増えれば少しくらいは価格設定に影響が出るかもしれません。従来よりも安価に販売されると嬉しいのですが…。

日本市場だけでなく世界での戦いにも注目です。

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