ZenFone 5 ZE620KL レビュー (1)
ZenFoneシリーズを使い続け数年。先日ZenFone 4 ZE554KL(国内版6GB/64GB)からZenFone 5 ZE620KL(台湾版4GB/64GB)に移行したわけですが、その中で感じたモデルチェンジで変わった部分、変わらなかった部分などを紹介しながらレビューします。

このレビューは台湾版(4GB/64GBモデル)となります。国内発売されるものとは仕様が異なる可能性があります。

ZenFone 5シリーズの国内正式発表!

リンクASUS JAPAN、ZenFone 5シリーズを正式発表 ZenFone 5 ZE620KLは5万2800円で5月18日発売!

6.2インチでも横幅はほぼ据え置き

  • ZenFone 4 ZE554KL:155.4 x 75.2 x 7.5mm、165g
  • ZenFone 5 ZE620KL:153 x 75.65 x 7.7mm、165g

両者の本体サイズと重さです。持ち比べてもほとんど差は感じません。横幅の差は0.45mmで6.2インチになったからといって持ちにくくなったというようなことはありませんでした

ZenFone 5 ZE620KL レビュー (6)
縦長ディスプレイを採用しているにもかかわらず縦が2.4mm短くなっていることにも注目です。画面占有率は90%を達成。ZenFone 4 ZE554KLと同じ持ち心地でディスプレイがグッと広くなりました。

縦長ディスプレイのデメリットは新機能でカバー

ZenFone 5 ZE620KL 便利な機能紹介 (1)
ディスプレイが縦に長くなったことで片手操作時の通知バーへのアクセスが少々難しくなりました。ZenFone 5 ZE620KLは背面の指紋センサーをタッチパッドとして使用し、上下スワイプで通知バーを操作できる機能を搭載しています

指紋センサーをセキュリティロックとして使用していない私としては背面の指紋センサーはただの飾りでしかなかったのですが、こういった機能搭載によって恩恵を受けられるようになり嬉しく思います。設定方法は以下のリンクをご覧ください。

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ZenFone 4 ZE554KLと比較した性能と電池持ち

  • ZenFone 4 ZE554KL(国内版):Snapdragon 660 / 6GB / 64GB
  • ZenFone 5 ZE620KL(台湾版):Snapdragon 636 / 4GB / 64GB

現在所有しているZenFone 5 ZE620KLは台湾版なのでRAM容量は4GBです。国内版は4GBか6GBのどちらかになるはずですが現時点ではわかりません。

Snapdragon 636はSnapdragon 660の動作クロック数を落とした廉価版的な位置付けですから当然性能面でも若干劣りますが、その分だけ電池持ちも良くなっていると思われます。

一方、ZenFone 5 ZE620KLはZenFone 4 ZE554KLに比べてディスプレイの面積が広いため電力消費量も多くなっているはずです。

私の使った感覚からすると、ZenFone 4 ZE554KLとZenFone 5 ZE620KLの電池持ちはそれほど大きく差はないように感じました。2つの特徴が上手くバランスを取っているのかもしれません。

AIブーストオンでパフォーマンスを向上!

高負荷時のパフォーマンス向上機能として「AIブースト」を搭載しています。これをオンにすることで高負荷時の性能アップが見込め、一時的にですがSnapdragon 660に匹敵するパフォーマンスを発揮します。

頻繁に高付加にならない使い方であればZenFone 5 ZE620KLでも問題無いでしょう。Snapdragon 660クラスのパフォーマンスを常時必要とする環境下での使用を想定している場合はZenFone 4 ZE554KLを選ぶべきでしょう。

私のZenFone使用設定

ZenFone 5 バッテリーモード
バッテリーモードはデフォルトの「スマート」を選択。AIブーストはオフにして使用しています。感覚的には「パフォーマンス」を選んだ場合に比べて画面輝度が若干抑えられる程度で、性能はほとんど変わりません。

自動起動マネージャーは悪さをするといけないので全アプリを自動起動許可に設定しています。

大容量6GB RAMが恋しい

ZenFone 5 OptiFlex
アプリの起動を高速化する機能「OptiFlex」はZenFone 5 ZE620KL(4GB RAM)では最大4つのアプリしか選択できません。ZenFone 4 ZE554KL(6GB RAM)では最大10個選択でき、動作の快適さに大きく貢献します。

普段から3Dゲームのような重いアプリは使用していないので高負荷時の環境はわかりませんが、よく使うアプリの動作速度自体はZenFone 4 ZE554KLと大きく変わっていないように思います。

気になるのはアプリの立ち上げにかかる時間です。4GB RAMが少ないと言うには語弊がありますが、6GB RAMでOptiFlexによる高速化が当たり前だった私にとって、ZenFone 5 ZE620KL(台湾版)では物足りなく感じることがあります。

より綺麗に楽しく撮影できる「AIカメラ」

ZenFone 5とZenFone 4 カメラ比較 (15)
ZenFone 4シリーズからはワイドアングルカメラ搭載のラインナップが増え、今まで撮れなかったダイナミックな構図での撮影が楽しめるようになりました。

ZenFone 5 ZE620KLではAIによる被写体の認識が実装され、さらに進化を遂げました。カメラのハードウェア性能的には大きく進化していないはずですが、写真の出来栄えにははっきりと差を感じます。

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国内向けZenFone 5 ZE620KL発表!

ZenFone 5 シリーズ
ASUS JAPANはZenFone 5シリーズを国内向けに正式発表しました。ZenFone 5 ZE620KLは台湾版よりも高性能な6GB/64GB構成で5万2800円という価格設定です。

国内向けにチューニングされている点が海外モデルとの大きな差で、国内3キャリアのVoLTEに対応。DSDVにも対応し、KDDI(au VoLTE)の2枚同時待ち受けも行えます。

ZenFone 5 ZE620KL シャイニーブラック:ASUS Shop

ZenFone 5 ZE620KL スペースシルバー:ASUS Shop

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