ZenFone Max Pro M1 ZB601KL
これからどんどん伸びていくインド・インドネシア市場において、ASUSはシェア獲得のために戦略モデルとして「ZenFone Max Pro M1 ZB601KL」を投入しました。競合メーカーとの価格競争もあり、日本円にして約1万8000円からという非常に安価な価格設定が話題を呼びました。

グローバルモデルとしてZenFone Max Pro M1 ZB602KLが登場し、台湾での販売も決まっています。台湾で出るということは日本での発売にも期待してしまいます。

ZenFone 5 ZE620KLとZenFone Max Pro M1 ZB601KL / ZB602KLのスペック比較

ZenFone 5とZenFone Max Pro M1のスペック比較
注目すべきスペックを抜き出して表にしました。以下解説です。

主役モデルのZenFone 5 ZE620KLと同じSnapdragon 636を搭載

インド・インドネシア市場においてはゲーミングスマートフォンという位置づけで投入されました。ゲームプレイに耐えうる性能が必要であり、ZenFone 5と同じアッパーミドルクラスのSnapdragon 636が搭載されています。それでいて低価格を維持しているのですからコストパフォーマンスは抜群と言えるでしょう。

AIブーストは非搭載

一方でCPUの性能をクロックアップして底上げするAIブースト機能は搭載されていません。1割ほどの性能向上が見込めるため、比較すればZenFone 5の方が若干高性能です。

ピュアAndroidを搭載

ZenFone Max Pro M1 プロモーション動画 (3)
ZenFone Max Pro M1ではZenFoneシリーズ標準搭載だったZenUIを採用せず、ピュアAndroidのUIとなっています。ゲームプレイのために少しでも負荷を軽くしようという思惑が感じられます。

アップデートの頻度はASUS次第

ピュアAndroidとはいえPixelやNexusシリーズ、Android Oneとは異なります。最新のアップデートやセキュリティパッチ更新を保証するものではありません。アップデートの頻度は結局の所他のZenFoneと同様にASUS次第です。

とはいえ最近のASUSはアップデート頻度高めで主役モデルはセキュリティパッチも比較的新しいものが随時配信されていますからあまり気にしなくても良いと思います。

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カメラ構成が異なる

ZenFone 5 ZE620KL レビュー (2)
ZenFone 5は第4世代から続く広角+超広角のデュアルレンズカメラ構成です。メインカメラの性能も高く、F1.8に加えて光学手ブレ補正を備えます。

一方ZenFone Max Pro M1は価格によってカメラ構成が異なるものの、どのグレードでもサブカメラは被写界深度を測定するための500万画素です。トレンドのデュアルレンズカメラではありますが、カメラが主役のスマートフォンではないことは確かです。

トリプルスロットでDSDVに期待

ZenFone Max Pro M1 トリプルスロット
ZenFone Max Pro M1は新興国向けならではのトリプルスロットを備えます。海外ではDSDVを謳っているため、国内発売時にはトリプルスロット・3キャリアVoLTE対応・DSDVという現在考えられる最も良い条件のZenFoneになるかもしれません。

国内価格は台湾価格を参考に

台湾での価格が公開され、インド・インドネシア市場に比べてずいぶんと高価になりました。これはインド・インドネシアが戦略地域として特別に安かったと考えるのが妥当でしょう。日本国内での発売を予想するなら台湾価格をベースにするべきだと思います。

  • 3GB/32GB:2万9800円~3万2800円(予想)
  • 6GB/64GB:3万6800円~3万9800円(予想)

私の予想は以上の通りです。2モデル両方を投入することは考えにくいのでどちらか一方が発売するんじゃないかと予想します。ビックカメラグループ専売モデルのZenFone 4 Max Pro ZC554KLが非常に好調だそうなので、その後継として投入されるなんていうこともあるかもしれません

ただ気になるのは、ZenFone 4 Max Proは簡単モードやワイドアングルカメラなどシニア層に受ける機能とその訴求でヒットした部分もあったと思います。ピュアAndroidのZenFone Max Pro M1で同じことができるとは思えず、別の戦略を取る必要に迫られそうです。

ROG Phone ZS600KL
ROG Phoneと並べてゲーミングスマートフォンのエントリーモデルという位置づけで出すという可能性もあるでしょうか。

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