ZenFone Max Pro M1 ZB602KL (3)
ZenFone Max Pro M1 ZB602KLを購入し数日が経過しました。1日を通して使ってみた印象と感想を紹介します。

存在感のあるボディサイズ

5000mAhの大容量バッテリーを搭載している割には180gという重さはそれほどヘビーではありませんが、縦長6インチディスプレイと合わせた存在感はなかなかのものです。

ZenFone Max Pro M1 ZB602KL (8)
ZenFone 5は同じ縦長ディスプレイでもアスペクト比が若干異なり、ノッチを搭載して筐体サイズを抑えています。比べると6.2インチのZenFone 5の方がコンパクトです

滑りにくいTPUケースを購入

ZenFone Max Pro M1 ケース (1)
ZenFone Max Pro M1にはケースが付属しなかったのでAmazonで注文しました。

購入したのはこちら。購入時の価格は税込み888円でした。

ZenFone Max Pro M1 ケース (2)
握る部分はザラザラの滑り止め加工が施されています。

ZenFone Max Pro M1 ケース (3)
カメラ部分は意図的に少し高くしてあり、カドは衝撃を吸収するような構造です。

ただでさえ6インチと大きなボディですが、裸運用ではいつ手を滑らせて落とすかわかりません。どんなものでも良いのでぜひ購入しましょう。

圧倒的な電池持ちの良さ

ZenFone Max Pro M1 スクリーンショット
普段メインで使用しているZenFone 5も電池持ちは悪くなく、私の使い方なら1日くらいは十分持ちます。ただ、朝早く家を出て夜遅く帰るような場合では帰宅時点で残量ギリギリという場合も珍しくありません。

一方のZenFone Max Pro M1は1日では絶対に電池切れしないだろうという安心感があります。ZenFone Maxシリーズ共通の魅力ですが、電池切れの不安から開放されることは想像以上のストレス軽減になります。

滑らかさ重視の動作感は開発者向けオプションの設定で対応

ZenFone Max Pro M1 スクリーンショット
全体的な動作がモッタリとしている印象で、Snapdragon 636のパフォーマンス不足というよりもこういうアニメーションの仕様なのかなと感じました。

開発者向けオプションを表示させてアニメーション設定を変更することで改善します。こういうところも自分好みにどんどん弄りこんでいくのがピュアAndroidっぽいですね。

ZenFone Max Pro M1のカメラ性能

複数のバリエーションがある当モデルですが、私が購入した台湾版ZB602KL(3GB/32GB)は背面メインカメラが1600万画素。これに被写界深度測定用の500万画素サブカメラが組み合わされています。

一部を除いてZenFoneシリーズに採用されているデュアルレンズカメラはサブに超広角のワイドアングルカメラを搭載していることが特徴ですが、ZenFone Max Pro M1では一般的なスマートフォンの画角でのみ撮影が可能です。

ZenFone Max Pro M1 ZB602KL (4)
他にも光学手ブレ補正が非搭載だったり、ASUSのカメラアプリもピュアAndroid用に別のものが用意されているなど、スマートフォンでのカメラ撮影を積極的に行う方には物足りなさを感じるかもしれません

ZenFone Max Pro M1で撮影した写真

ここからZenFone Max Pro M1で撮影した写真を紹介します。レタッチはしていませんので参考にどうぞ。

風景

ZenFone Max Pro M1 カメラテスト (6)
空の色は目で見たものに近いアッサリとした印象。

ZenFone Max Pro M1 カメラテスト (4)
明るい場所ではしっかりシャープに写ります。

植物

ZenFone Max Pro M1 カメラテスト (7)
屋内に植えられた色鮮やかな植物を撮影。なかなかキレイに撮影できました。これならレタッチ無しでInstagramにアップできそうです。

食べ物

ZenFone Max Pro M1 カメラテスト (9)
お昼に食べた黒ゴマ冷やし担々麺です。作例にするには見た目があまり良くない料理ですが、色合いは暖色にちょっと寄っていて食べ物撮影は悪くないですね。薄暗い店内ですが明るく撮影できています。

ZenFone Max Pro M1 カメラテスト (8)
デザートの杏仁豆腐。こちらも悪くありません。

ZenFone Max Pro M1 カメラテスト (3)
夕方(というかもう夜)に地元のお祭りに行ってきました。そこで食べたかき氷ですが暗い中で撮った割には良い感じ。

ZenFone Max Pro M1 カメラテスト (1)
適度に明るいシーンでは結構キレイに写ります。太陽光が入ってくると良い雰囲気になります。

夜景

ZenFone Max Pro M1 カメラテスト (2)
暗くなってから建物を撮ってみました。オートモードで撮影しましたが、別途夜景モードを搭載しています。そちらを使うとまた違うのかもしれません。

HDRモード

ZenFone Max Pro M1 HDR
オートとHDRオンでの比較です。影の持ち上げ方が自然ですが、言い方を変えれば控えめ。リアルタイムHDRには対応していないので使うのはちょっと手間ですね。

ポートレートモード

ZenFone Max Pro M1 ポートレートモード (1)
デュアルレンズカメラであることを活かす唯一の機能と言えます。サブカメラで奥行きを検知してボケを発生させています。被写体の輪郭部分の処理は良い感じで、ボケ具合も被写体から遠くなるにつれて強くなるようにできています。

ZenFone Max Pro M1 ポートレートモード (2)
被写体を強調させる効果はしっかり感じられます。デュアルレンズカメラを搭載したメリットは十分にあるでしょう。

ZenUI非搭載であることの物足りなさ

全体的に「ZenFoneらしさ」が足りない印象です。一部アプリや機能面でASUS製のものが入っているものの、ピュアAndroidのUIは良くも悪くもシンプル。

カメラアプリもいろいろと機能はあるものの、使いやすさの面ではZenUI版に敵いません。「あの機能が欲しい・使いたい」と感じたときには自分で似たアプリを探してインストールする必要があります

ZenFone Max Pro ソフトウェア
逆に使いもしない「プリインストールアプリが入っているのは目障りだ!必要なものは自分で取捨選択できる」という方ならピュアAndroidであることがメリットにもなり得るでしょう。

ZenFone Max Pro M1 壁紙
プリセットされている壁紙も1種類のみという潔さ。ミニマリストな方にはもってこいな1台かもしれません。

すでにZenFoneを愛用していて次の購入候補に挙げている場合はソフトウェアの面で物足りなさを感じるかもしれません。

Androidスマートフォンを初めて購入する・ピュアAndroidを好んで使用している方なら違和感なく使い始められると思います。最近はAndroid Oneスマートフォンも増えてきましたし、昔のように「メーカーがUIを作り込まないと使い勝手が悪い」という時代でもありません。

抜群に電池持ちの良いスマートフォン

丸一日持ち歩いて使って電池が2割しか減らないっていうのはやっぱり大きな魅力だと思います。それでいてストレスを感じないミドルハイクラスのスペックを有し、手頃な価格。日本ではどの構成のモデルがいくらで発売されるかわかりませんが、どちらにしても5000mAhの大容量バッテリーを搭載したミドルハイクラスSIMフリースマートフォンという貴重な選択肢となるでしょう

日本国内においても正式に発売されました。購入は以下のリンクからどうぞ。

ZenFone Max Pro M1 ZB602KL ディープシーブラック:ビックカメラ.com icon

Zenfone Max Pro M1 ZB602KL スペースブルー:ビックカメラ.com icon

Zenfone Max Pro M1 ZB602KL メテオシルバー:ビックカメラ.com icon

関連記事【ビックカメラ】ASUS ZenFone Max Pro M1 ZB602KLはSDM6363GB/32GBモデルが2万9800円で発売!

関連記事並み居る強豪に対抗すべく投入された戦略モデル「ZenFone Max Pro M1 ZB602KL」を購入&レビュー