2018年モデル ZenFoneシリーズ (1)
ラインナップの豊富さ、予算や用途に合わせて自分に合った1台が選べるのがASUS ZenFoneシリーズの魅力です。今回は低価格帯に注目しながらそれぞれの特徴と魅力を紹介します。

2万円前後のエントリーモデル候補2機種

2018年モデル ZenFoneシリーズ (3)
上:ZenFone Live L1 ZA550KL(5.5インチ/SDM430/2GB/32GB)
下:ZenFone Max M1 ZB555KL(5.5インチ/SDM430/3GB/32GB)

エントリーモデルの候補はこちらの2機種。どちらも5.5インチで現行ラインナップの中では最小サイズとなっています。

どちらもスペックは近い構成ですが、ZenFone Live L1は指紋センサーやデュアルレンズカメラを省くことで1万6800円を実現。一方ZenFone Max M1は広角カメラに4000mAhの大容量バッテリーを搭載して2万2800円です。

通話やウェブ閲覧メインの方向け

スペックはそれほど高くないので何でも万能にこなせるという製品ではありません。しっかりゲームをプレイしたい、サクサク動作を重視したいのであれば後述する上位製品をおすすめします。

ガラケーからの乗り換え先、通話メインの運用、MVNOと組み合わせた格安スマホとして最適な選択肢です。

Snapdragon 636を搭載した選択肢2機種

2018年モデル ZenFoneシリーズ (2)
左:ZenFone Max Pro M1 ZB602KL(6インチ/SDM636/3GB/32GB)
右:ZenFone 5 ZE620KL(6.3インチ/SDM636/6GB/64GB

今ZenFoneシリーズを語るなら避けては通れないZenFone Max Pro M1と比較されやすいZenFone 5をあわせて紹介します。どちらもSnapdragon 636を搭載したZenFoneシリーズの中でもミドルレンジ~ミドルハイクラスに位置付けられる製品です。

最上位クラスのハイエンドモデルに比べるとスペックで一段劣りますが、それでも実用面で十分なパフォーマンスを有した「選びやすく買いやすい価格帯」と言えます。

Snapdragon 636以外はまるで別物

ZenFone Max Pro M1 5 スペック比較
ZenFone Max Pro M1が2万9800円で発売されたことで5万2800円のZenFone 5は比較される機会が増えたように思います。スペック構成はずいぶん違っていて、基本的に上位モデルであるZenFone 5の方が優れています。

ZenFone Max Pro M1は低価格を実現するために省けるところはとことん省いています。そういったところを考慮した上で選ぶなら非常にお買い得なスマートフォンと言えるでしょう。

一方ZenFone 5はASUSが2018年のフラグシップモデルとして位置付けた製品です。AIブーストによるパフォーマンス向上や被写体を認識して調整を行うカメラなど、フラグシップモデルにしか無い機能がたくさんあります。6GBの大容量RAMとそれを最適に振り分けるOptiFlexの快適さはぜひ一度体験していただきたいところ。

2018年モデル ZenFoneシリーズ (5)
今回紹介した4機種はどれもドコモ・au・ソフトバンク(ワイモバイル)の3キャリアVoLTEに対応しています。利用する通信サービス、SIMの選定はかなり自由度が高くなっています。

エントリーモデルを選ぶ場合にはランニングコストを抑えられるMVNO。ZenFone Max Pro M1やZenFone 5なら快適な通信を利用できるUQ mobileやワイモバイルといったサブブランドがおすすめです。