ZenFone Max Pro M2 (7)
ZenFone Max Pro M2のレビューをお届けします。Maxシリーズもついにここまで進化しました。

追記:ZenFone Max M2シリーズ国内正式発表

ZenFone Max Pro M2 and Max M2
3月8日に国内で正式発表されました。

  • ZenFone Max Pro M2(SDM660/4GB/64GB):3万5500円
  • ZenFone Max M2(SDM632/4GB/32GB):2万6500円

どちらも3月15日発売です。ASUS Storeでは取り扱いが始まっています。購入は以下のリンクからどうぞ。

ZenFone Max Pro M2 ZB631KL:ASUS Store icon

ZenFone Max M2 ZB633KL:ASUS Store icon

ZenFone Max Pro M2 ZB631KL(台湾版)の主なスペック

  • OS:Android Oreo(AOSP)
  • CPU:Qualcomm Snapdragon 660
  • ディスプレイ:6.3インチ(2280×1080)、19:9、IPS液晶(ゴリラガラス6)
  • RAM:4GB LPDDR4X
  • 内部ストレージ:128GB eMCP
  • アウトカメラ1:1200万画素、F1.8、ソニーIMX486、LEDフラッシュ
  • アウトカメラ2:500万画素(深度測定用)
  • インカメラ:1300万画素、F2.0、ソフトライトLEDフラッシュ
  • バッテリー容量:5000mAh
  • サイズ:157.9×75.5×8.5mm
  • 重さ:175g
  • その他:トリプルスロット、DSDV、指紋センサー、顔認証、イヤホンジャック、microUSB

ZenFone 5 and Max Pro M2 (1)
一部の性能においては現フラグシップモデルであるZenFone 5 ZE620KLを凌駕するほどで、ZenFone Maxシリーズ史上最も高性能なスマートフォンに仕上がっています。

ついに登場したSnapdragon 660搭載のZenFone Max

  • ZenFone Max ZC550KL:Snapdragon 410
  • ZenFone 3 Max ZC553KL:Snapdragon 430
  • ZenFone 4 Max ZC520KL:Snapdragon 430
  • ZenFone 4 Max Pro ZC554KL:Snapdragon 430
  • ZenFone Max M1 ZB555KL:Snapdragon 430
  • ZenFone Max Pro M1 ZB602KL:Snapdragon 636
  • ZenFone Max M2 ZB633KL:Snapdragon 632
  • ZenFone Max Pro M2 ZB631KL:Snapdragon 660

歴代のSnapdragonを搭載したZenFone Maxシリーズです。低価格帯でありながら大容量バッテリーを搭載していることが特徴だったため、とにかくSnapdragon 400番台の採用が盛んでした。

ZenFone Max Pro M2 (8)
2018年後半に日本上陸を果たしたZenFone Max Pro M1の登場以降、高性能化が一気に進み、ZenFone Max Pro M2ではついにSnapdragon 660を採用。性能と電池持ちの両立が実現しましました。

ZenFone Max Pro M2 Antutuスコア
Antutuベンチマークテストの結果は13万点超え。多くの方が不満の無い性能を備えていると思います。

素のAndroid(AOSP)を採用しパフォーマンスを重視

ZenFone Max Pro M1以降のMaxシリーズは素のAndroid(AOSP)を採用しています。ZenUIよりもシンプルで軽量なシステムで、RAMやCPUの負荷を少しでも軽減させてパフォーマンスを向上させることを狙っています

ASUS Indonesia ZenFone Max Pro M2 ティザー (2)
こちらは発表会に向けたティザービジュアル。インドなどの市場ではゲーミングスマートフォンとして訴求されることもあります。

5000mAhバッテリー搭載で抜群の電池持ち

ZenFone Maxシリーズといえば大容量バッテリーはアイデンティティとも言える要素です。画面サイズなどで4000mAhモデルと5000mAhモデルが存在しますが、ZenFone Max Pro M2は堂々の5000mAhを搭載

バッテリーが大きい分だけやっぱり他のスマートフォンよりはズシッときますが、電池持ちを一切気にせずに過ごせるというのは想像以上のストレスフリーです。「空き時間でモバイルバッテリー使うか」みたいな思考は一切不要で、なんならモバイルバッテリーの携行をやめて実質的に荷物の軽量化にも貢献するかもしれません。

高性能センサーとAIカメラの組み合わせ

ZenFone Max Pro M2 (12)
メインカメラのセンサーはソニー製IMX486を採用。AIカメラも実装され、被写体を自動で認識して撮影をサポートします。

ZenFone Max Pro M2 カメラテスト (1)
総合力でZenFone 5のカメラには及ばないと感じるものの、ZenFone Maxシリーズの中ではダントツの性能です。ポートレートモードでは深度測定用カメラもしっかり仕事します。

下位モデルのZenFone Max M2も同じ6.3インチ

ZenFone Max Pro M2 (3)
左:ZenFone Max Pro M2
右:ZenFone Max M2

最新のM2シリーズはどちらも6.3インチディスプレイを採用していますが、ノッチの大きさ、画面解像度、発色の良さなどで差があります。

それぞれ単体で見れば気にならないのですが、並べて比較するとやっぱり差を実感します。画質を重視するならZenFone Max Pro M2がおすすめです

microUSBと5GHzのWi-Fi非対応が惜しい

性能面では何ら不満の無いZenFone Max Pro M2ですが、弱点が無いわけではありません。未だ採用が続くmicroUSBポート。競合メーカーも低価格帯では同様なことから、USB-Cを搭載するにはコスト面でのハードルがあるように思います。

5GHzのWi-Fi非対応という点も惜しいところ。 microUSBと合わせてコストダウンで省かれやすいのでしょうか。

不満点を補って余りある魅力

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ZenFone Max Pro M2は「100点満点の完璧なスマートフォン」ではありませんが、従来モデルの良かったところはそのままに、不満点だけを確実に潰してきた1台です。

モバイル機器の永遠の課題とも言える電池持ちに関して、ソフトウェアの工夫で省電力化を施すなどの競争もありましたが、ZenFone Maxシリーズは大容量バッテリーを搭載してすることで解決を目指しています。

スマートフォン選びの際に電池持ちと性能を重視しつつ、予算もあまり潤沢ではないという場合にZenFone Max Pro M2が最有力候補となるんじゃないかと思います。

国内市場向けには3月8日にお披露目される見込みです。ZenFone Max M2と並んでASUS JAPANの2019年主力ラインナップを担うスマートフォンとなるでしょう。

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