ASUSから久しぶりにタブレット端末が発売されました。AndroidではなくChrome OSが動作します。主に教育機関をターゲットにした「Chromebook Tablet CT100PA」を購入しましたのでレビューしていきます。
Chromebook Tablet CT100PA開封と同梱品
パッケージのデザインはChromebookや他のノートパソコンと同じです。手前からガバっと開いて中身を取り出せます。
中身はこれだけ。CT100PA本体の他に取扱説明書ほか、充電器が付属しています。
USB-Cを利用して充電を行います。付属ACアダプターの最大出力は45Wです。
Chromebook Tablet CT100PAの外観
まずは正面。アスペクト比4:3の9.7インチ。iPadと同サイズのディスプレイです。耐衝撃性を持つボディを採用していることもあって少々野暮ったさを感じます。
背面パネルはゴルフボールの表面のようなくぼみ、ディンプル加工が施されています。つや消しのプラスチックです。
筆圧を検知するスタイラスは内蔵式。少々細いですが、内蔵式ゆえに失くしにくく持ち運びも容易です。
メモ帳と一緒に持ち歩く小ぶりなボールペンと思えばこれでも十分なサイズ感かもしれません。
Chrome描画キャンバスを使用してお絵かき。簡単なメモやスケッチなら快適に行なえます。絵を描くことに関してはアマ・プロ問わずしっかりイラストを描く方よりも、落書きレベルのカジュアルな使い方の方が向いてるかもしれません。
ChromeブラウザはPCと同等
Chromeブラウザとしての機能は基本的にWindowsで動作しているものと同等と考えて良さそうです。Androidアプリとは異なりChrome拡張機能もインストールできます。
Androidアプリがインストールできる
PlayストアがプリインストールされていますのでここからAndroidアプリがインストールできます。9.7インチのAndroidタブレットのように振る舞えるので、Googleのサービスの中でも「Googleフォト」や「Googleマップ」はAndroidアプリ版の方が便利で快適に使えたりします。
期待していたKindleアプリも動作しました。Android版Kindleが9.7インチ、アスペクト比4:3のディスプレイで動作!これだけで買った価値ありましたね…。
Chrome OSタブレットはパソコンとAndroidのいいとこ取りできるか
Chrome拡張機能は使える。Androidアプリもインストールできる。これだけ見れば夢のようなデバイスといった感じですが、CT100PAは結構非力です。あまりにも理想が高いと後悔するかもしれません。
また、タブレットゆえに文字入力はそれほど快適ではありません。キーボードもマウスも接続できますが、そこまでするならノートパソコンタイプのChromebookや2in1タイプを選ぶべきでしょう。
学習装置として生を受けたCT100PAを個人消費者がどう快適に使うか。これからじっくり触って、特徴を掴みつつ立ち位置を定めないといけないなぁと感じました。
久しぶりのChrome OSはUIも大きく変わっていて触りがいがありそうです。
Chromebook Tablet CT100PA:ASUS Store
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