ROG Phone 3 外観 (2)
海外での発表からおよそ2ヶ月。モンスタースマホがついに日本上陸です。ゲーミングスマホの最新モデル、現時点で最強の選択肢「ROG Phone 3 ZS661KS」をメーカーよりお借りしましたのでレビューします。

ROG Phone 3 ZS661KS(国内版)の主なスペック

  • OS:Android 10 with ROG UI
  • CPU:Qualcomm Snapdragon 865 Plus
  • ディスプレイ:6.59インチ(2340×1080)有機EL、144Hz、1ms
  • RAM:12GB / 16GB LPDDR5
  • 内部ストレージ:512GB UFS 3.1
  • アウトカメラ1:広角(換算26.6mm)、6400万画素、F1.8、IMX686
  • アウトカメラ2:超広角(換算11mm)、1300万画素
  • アウトカメラ3:マクロ、500万画素
  • インカメラ:広角(換算27mm)2400万画素
  • バッテリー容量:6000mAh、30W(Qualcomm Quick Charge 4.0 、USB PD)
  • サイズ:171mm×78mm×9.85mm
  • 重さ:240g
  • VoLTE:ドコモ、au、ソフトバンク
  • 5G:ドコモ、au、ソフトバンク
  • SIMスロット:nanoSIM+nanoSIM(DSDV 5G+4G)
  • その他:画面内指紋センサー、Wi-Fi 6(802.11ax)、NFC、8K 30FPSの動画撮影機能

日本国内向けのモデルは12GB/512GBと16GB/512GBの2モデルがラインナップされています。今回お借りしているのは上位モデルの方です。

凝ったデザインのパッケージ

ROG Phone 3 パッケージ (3)
ROG Phoneシリーズは初代から大きく個性的なデザインのパッケージでしたが、今回も同じようにインパクトがあります。

ROG Phone 3 パッケージ (2)
パッケージをスライドさせることで中身が出てきます。

ROG Phone 3の付属品

ROG Phone 3 付属品
ROG Phone 3に付属する品々です。

ROG Phone 3 付属品 (1)
これは側面のUSB-Cポートを塞ぐためのゴムキャップです。大きい方は本体付属と予備を合わせて3つ入っています。小さい方は側面ポートを片方だけ塞ぐためのゴムキャップ。

新しいデザインのSIMピンが付属

ROG Phone 3 SIMピン (1)
ROG Phone 3 SIMピン (2)
長らくZenFoneやROG Phoneに付属したSIMピンは丸いデザインでASUSのロゴが入っているものでしたが、ROG Phone 3はデザインを刷新。ROGブランドの新しいSIMピンです。

さらに進化したAeroActive Cooler 3

ROG Phone 3 AeroActive Cooler 3 (1)
ROG Phone 3用に再設計された外付けクーラーです。基本形状はそのままに、キックスタンド機能を搭載しました。キックスタンド使用時の様子は後ほど。

ROG Phone 3の外観

ROG Phone 3 外観 (1)
背面は一目でROG Phoneだと分かる特徴的なデザイン。コモディティ化が進んだ今のスマホはメーカーロゴを隠すとどこの製品はわからないものが多いですが、ROG Phoneは絶対間違えられません

ROG Phone 3 外観 (9)
凹凸が無くなり洗練されました。特にナイフのような形のヒートシンク風のパーツが無くなったのは大きな変化です。その名残は残っていて、この部分は単なるプリントではなく立体感のある構造を透明なパーツでカバーしているような格好。

ROG Phone 3 外観 (11)
カメラはトリプルカメラ構成に進化。広角のメインカメラは6400万画素のIMX686を採用するなど、ゲーミングスマホとしてだけでなく普段使いのスマホとしての使いやすさも向上させています。LEDライトが2つ搭載されていますが、フラッシュや懐中電灯として使うのは上側。下側はオプション品のLighting Armor Case使用時に背面パネルを光らせるために使います。

ROG Phone 3 前面
ROG Phone 3の前面。ゲームプレイを阻害しないノッチの無いディスプレイを採用しています。さらに上下にはステレオスピーカーを搭載

ROG Phone 3とZenFone 6の外観比較

ROG Phone 3とZenFone 6 (3)
ROG Phone 3のディスプレイサイズは6.59インチ。ノッチの無いディスプレイに加えてステレオスピーカーを搭載することでさらに縦長になっています。ずいぶんと大きく感じるボディですが、6.4インチのZenFone 6と比較するとこんな感じです。

ROG Phone 3とZenFone 6
ZenFone 6もなかなか大きなスマホですが、ROG Phone 3はさらにビッグです。

ケースやクーラーでカスタマイズ

パーツを組み合わせて合体を楽しむというのはROG Phoneの醍醐味の1つです。本来であれば別売のゲームパッドなどを購入するのですが、パッケージ付属品だけでもその楽しさを味わえるようになっています。

ROG Phone 3 with Aero Case
Aero Caseを装着したところ。普通のスマホケースとは違った独特なデザインです。ROG Phone 3に搭載されたセンサー式のトリガーボタン「AirTrigger 3」に干渉しない形状になっています。

ROG Phone 3 外観 (4)
Aero Caseに加えてAeroActive Cooler 3を組み合わせたところ。ここまで来るとスマホじゃない別のガジェットに見えてきます。

ROG Phone 3 外観 (12)
AeroActive Cooler 3で新搭載されたキックスタンドを使うことで自立できるようになりました。動画視聴の他、ゲームパッドと組み合わせた際にも便利そうです。ROG Phone 3のステレオスピーカーはなかなかに良い音質なので動画視聴などでも活躍すると思います。

2ヶ所あるUSB-Cポートはどちらも充電に対応

ROG Phone 3 急速充電 (2)
ROG Phone 3 急速充電 (1)
ROG Phone 3にはUSB-Cポートが2ヶ所に搭載されています。一般的なスマホと同じ底面。そしてゲームプレイ時に邪魔にならない側面。どちらも急速充電に対応しているので充電しながら操作する場合には持ちやすい方を選ぶと良いでしょう。

付属充電器は30Wに対応

ROG Phone 3 充電器 (1)
ROG Phone 3は30Wの急速充電に対応しています。付属する充電器も同様に30W出力に対応。CtoCケーブルはナイロン編組でちょっと豪華。

ROG Phone 3 充電器 (2)
付属充電器は20V=1.5Aで最大30Wに対応します。

ゲーミングらしいライティング

ROG Phone 3 ライティング (1)
ゲーミングデバイスといえばカラフルなライティングも特徴的です。ROG Phone 3でも当然のように光らせることが可能となっています。

ROG Phone 3 ライティング (2)
ライティングはゲーム特化のXモード起動時に光ります。Amoury Crateからライティングの設定が可能です。付属のAero CaseはROGロゴと干渉しない設計に。

ROG Phone 3 ライティング (3)
ROG Phone 3 ライティング (4)
ROG Phone 3 ライティング (5)
AeroActive Cooler 3を装着している場合は別の場所が光ります。

リフレッシュレートは状況に応じて変更可能

ROG Phone 3 リフレッシュレート
最大144Hz、現時点で世界最高峰のリフレッシュレートに対応したディスプレイを搭載していますが、この速度を必要とするシーンは現時点で一部のゲームに限られています。リフレッシュレートは変更が可能なので普段使いとして90Hzに下げて電池持ちを良くすることも可能。デフォルトのAutoなら利用シーンに合わせて適切なリフレッシュレートが選択されるようです。

60Hz(一般的なスマホと同等)から90Hzに変更するだけで滑らかさの違いははっきりと感じ取ることができます

ROG Phone 3 144Hz対応タイトル
ゲーム管理アプリの「Armoury Crate」から144Hzや各種ゲームパッドに対応したゲームアプリの情報が確認できます。英語表記だったり、日本ではダウンロードできないタイトルが含まれていますが、対応タイトルは意外にも多い印象。

microSDカードは非対応

ROG Phone 3 SIMスロット (2)
SIMスロットはnanoSIM+nanoSIMのデュアルSIM対応です。microSDなどの外部ストレージには対応していませんが、512GBの大容量内部ストレージがあるのでそれほど問題は無いように思います。

SIMトレーにあるGLHFとはGood Luck Have Funの略。ゲーミングスマホならではの遊び心です。

AirTrigger 3とモーションコントロールがすごい

AirTrigger 3 設定
超音波センサーを使ったLRトリガーの進化版「AirTrigger 3」は単純なタップだけに留まりません。LRトリガーをさらに2分割したデュアルパーティション長押しやスライド操作も可能です。

AirTrigger 3 連射設定
AirTrigger 3によるLRボタンを連打タップにすることも可能。いわゆる連射機能で、最大で10連射まで設定できます。

ROG Phone 3 モーションコントロール
ROG Phone 3 最大5ボタン
端末を振る動作を指定の位置へのタップに割り当てる「モーションコントロール」も搭載。先述のデュアルパーティションと組み合わせることで最大5ヶ所へのタップ操作を画面を触らずに行えます

スリープ中も時計を表示「Always-on Panel」機能

ROG Phone 3 Always-on Panel
有機ELディスプレイの特徴を活かした機能です。黒い部分は電力を消費しないため、最小限のエネルギーで時計や通知などを表示できます。スマートウォッチのディスプレイと同じ原理ですね。

使い勝手の良いカメラは別途レビュー記事を掲載!

ROG Phone 3 カメラレビュー(動物・猫) (1)
普段使いするスマホならカメラの画質も大事です。ボリュームが増えたのでこちらは別途記事を書きました。合わせてご覧ください。
関連記事普段使いもいける!「ASUS ROG Phone 3」のカメラを重点的にレビュー

スマホとしては最大クラスの超ヘビー級

ASUS ROG Phone 3 (2)
ディスプレイサイズは6.59インチ。ASUSスマホの中ではZenFone 3 Ultraに次ぐ大画面です。重さはそれをも凌ぐ240g。超ヘビー級のスマホとして疑いの余地がありません。

ASUS ROG Phone 3 (3)
横向きにして両手で保持するぶんには違和感がありませんが、普通のスマホとしてポケットに入れて持ち歩き、主に片手で操作する際にはズシリと重さを感じます

ゲームが快適なら普段使いも当然快適

スマホアプリの中で最も性能を必要とするものの1つがゲームです。高画質な3Dグラフィックをグリグリ144Hzで動かせるパフォーマンスを持ったROG Phone 3が普段使いで快適じゃないわけがありません。どんなシーンでも性能不足を感じることは皆無でしょう。

普通のスマホと比較してちょっと大きくて重めで個性的な見た目をしていますが、普段から持ち歩いても何の問題も無い快適な1台と言えます。

ラインナップと価格

Snapdragon 865 Plus / 12GB / 512GBモデル(税込み13万1780円)
ASUS Store リンクROG Phone 3 (ZS661KS-BK512R12) icon
Snapdragon 865 Plus / 16GB / 512GBモデル(税込み14万2780円)
ASUS Store リンクROG Phone 3 (ZS661KS-BK512R16) icon
アクセサリーなどの情報は以下のリンクからどうぞ。
ASUS Store リンクROG Phone 3 特設サイト icon

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