わかりにくいと評判のASUS製品の型番ルール。非常にややこしく見えるのですが、法則を見つけました。
これを覚えるとちょっぴり便利なので解説します。
ZenFoneの型番ルール
まずは2015年に発表、発売されたZenFoneシリーズに該当する型番ルールを紹介します。
2015年モデルはZenFone 2シリーズと、それをベースとした派生モデルが存在します。
頭2文字
- ZE:主流モデル(ZenFone 2シリーズ)
- ZD:派生モデル
頭に付く「ZE」が主流として販売するモデルで、ZenFone 2シリーズに付けられています。
ZenFone 2ではなく、特徴的な機能を有したモデルでは「ZD」となります。
3ケタの数字
- 50x:5.0インチ
- 55x:5.5インチ
- 60x:6.0インチ
続いて数字3ケタの解説です。
最初の2つが画面サイズを示しています。
例えば5インチなら「50x」、5.5インチなら「55x」となるようですね。
下1ケタはおそらく対応バンドなどの違いでしょう。
例えばZenFone 2なら日本ではZE551MLですが、海外にはZE550MLというのも存在します。
下2文字
- KL:Qualcomm Snapdragon搭載
- ML:Intel Atom搭載
最後の2文字は搭載するチップセットに由来しているようです。
「K」はQualcommのSnapdragonシリーズ、「M」はIntel Atom搭載モデルに付与されています。
最後の「L」はLTE対応のことですね。
覚えるとおおよその仕様がわかる!
- ZenFone 2 ZE551ML(ZenFone 2シリーズ、5.5インチ、Atom搭載LTE対応)
- ZenFone 2 Laser ZE500KL(ZenFone 2シリーズ、5インチ、Snapdragon搭載LTE対応)
- ZenFone Selfie ZD551KL(ZenFone派生モデル、5.5インチ、Snapdragon搭載LTE対応)
型番ルールを覚えると、型番からおおよそのスペックがわかるようになります。
ZenFoneよりわかりやすいZenPadシリーズの型番ルール
ZenPadシリーズの型番ルールも紹介します。
こちらはZenFoneよりもシンプルです。
共通の頭文字
頭文字の「Z」は共通して付けられます。
おそらくZenPadの略でしょう。
スペックと画面サイズを示す数字3ケタ
- 1xx:ローエンド
- 3xx:ミッドレンジ
- 5xx:ハイエンド
数字が大きいほど高性能で、高価な製品となります。
- x70:7インチクラス
- x80:8インチクラス
- x00:10インチクラス
下2ケタで画面サイズを示します。
タブレットの場合、7.9インチだったり10.1インチだったりと微妙に差異がありますが、近似の型番が採用されるようです。
搭載チップセットとLTE対応を示す下2文字
- C:Intel Atom搭載(Wi-Fi専用)
- CL:Intel Atom搭載(LTE対応)
- KL:Qualcomm Snapdragon搭載(LTE対応)
日本向けには以上の3パターンを確認しています。
Cのみの場合はAtom x3など。CLの場合はAtom Z3560などが採用されているようです。
同じLTE対応でも、音声通話に対応するかどうかでAtomとSnapdragonを使い分けているのかもしれません。
- ZenPad 7.0 Z370C(ミッドレンジ、7インチ、Atom搭載Wi-Fi専用)
- ZenPad 8.0 Z380C(ミッドレンジ、8インチ、Atom搭載Wi-Fi専用)
- ZenPad 8.0 Z380KL(ミッドレンジ、8インチ、Snapdragon搭載LTE対応)
- ZenPad S 8.0 Z580C(ハイエンド、7.9インチ、Atom搭載Wi-Fi専用)
はい、わかりやすいですね。
以上の型番ルールは私独自の解釈です。
ASUSの公式見解ではなく、間違っている可能性もあるので注意。

