ZenFone Max Pro M2 (19)
ZenFone Max Pro M2が国内でも正式に発表され、国内向けのスペックや価格も判明しました。魅力的な部分も多いのですが、どうしてもコストダウンによる不満点も存在します。

良いところや、ここが惜しいという点を紹介します。

ZenFone Max Pro M2 ZB631KLの主なスペック

  • OS:Android Oreo(AOSP)
  • CPU:Qualcomm Snapdragon 660
  • ディスプレイ:6.3インチ(2280×1080)、19:9、IPS液晶(ゴリラガラス6
  • RAM:4GB LPDDR4X
  • 内部ストレージ:64GB eMCP
  • アウトカメラ1:1200万画素、F1.8、ソニーIMX486、LEDフラッシュ
  • アウトカメラ2:500万画素(深度測定用)
  • インカメラ:1300万画素、F2.0、ソフトライトLEDフラッシュ
  • バッテリー容量:5000mAh
  • サイズ:157.9×75.5×8.5mm
  • 重さ:175g
  • VoLTE:ドコモVoLTE、au VoLTE、ソフトバンクVoLTE(ワイモバイルVoLTE)
  • その他:トリプルスロット、DSDV、指紋センサー、顔認証、イヤホンジャック、microUSB

良いところ:シリーズ最高スペックと大容量バッテリー搭載

ZenFone Maxシリーズの特徴である大容量バッテリーの搭載。ZenFone Max Pro M2では5000mAhを搭載して電池持ちに関してはトップクラスのパフォーマンスを持っています。

ZenFone Max Pro M2 Antutuスコア
注目ポイントはやっぱりSnapdragon 660を搭載していること。ZenFone Maxシリーズは長らくスペックを抑えたモデルが続いていましたが、ミドルハイクラスで不満なく快適に動く選択肢となりました。ゲームを頻繁にプレイしたり、普段からスマートフォンをよく使用するヘビーユーザーに最適と言えます。

良いところ:限りなく少ないプリインストールアプリ

ZenFone Max Pro M2 プリインアプリ
プリインストールされているアプリは32個(うち1個はウェブサイトへのショートカットアイコン)。Googleアプリが基本で、標準機能として足りない電卓などはASUSアプリが入っています。国内向けとして追加されているのはATOKとebookJapan(ショートカットアイコン)のみというスッキリした構成です。

良いところ:変に派手じゃない絶妙なカラーと質感

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カラバリはミッドナイトブルーとコズミックチタニウムの2色です。どちらもギラッギラの光沢でビビットな感じではなく、大人っぽく落ち着いた色合いが魅力的です。

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ブルー系が大好きな私ですが、今回はコズミックチタニウムもなかなか好きです。光沢感のある背面パネルとフレームはZenFone Maxシリーズの中ではトップクラスの質感。

良いところ:ソニー製カメラとAI機能を搭載

ZenFone Max Pro M2 カメラテスト (2)
フラグシップモデル以外にもAIカメラが拡大され、ZenFone Max M2シリーズでも利用できるようになりました。特に料理をシーン検出できる点は嬉しい機能強化と感じています。

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賛否ありそう:ZenUIを廃しピュアAndroidを搭載

ZenFone Max M2 Series Pure Android
ASUS独自のユーザーインターフェース、豊富な機能を備えたZenUI。当モデルではそれを採用せず、素のAndroid(ピュアAndroid・AOSP)としています。ZenUIが消費するCPUやRAMの負荷を無くし、パフォーマンスを最大限に発揮させるという狙いがあります。

良いところ:ZenMotionなど便利機能は一部搭載

ZenFone Max Pro M2 Screenshot (4)
ダブルタップでスリープ解除などのZenMiotionはそのまま搭載されています。これ便利なのでぜひオンにして使いたいところ。

ZenFone Max Pro M2 Screenshot (2)
セキュリティ設定は指紋認証以外にも顔認証も利用できます。

ZenFone Max Pro M2 Screenshot (3)
ディスプレイの色味にこだわりがある方は色温度の調整が行えます。

ZenFone Max Pro M2 Screenshot (1)
さらに発展させた機能として読書灯(ブルーライトカットモード)も搭載しています。時間設定なども行え、手間を掛けずに利用できたりとなかなかに便利。大画面を活かして電子書籍を楽しむ際にはぜひ利用したい機能です。

イマイチなところ:microUSBを搭載

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2019年になっても低価格帯のスマートフォンは未だにmicroUSBを搭載しています。他社も横並びなところを見るに、USB-Cを採用するのはよほどコストアップになるようです。

イマイチなところ:5GHzのWi-Fiに対応していない

都市部や集合住宅に在住の方は要注意かもしれません。Wi-Fiの対応状況は802.11b/g/n(2.4GHz)のみ。microUSBとあわせてコストダウンで真っ先に省かれやすい部分なのかなと思います。

まとめ:100点満点ではないけど満足度の高いスマートフォン

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Snapdragon搭載のSIMフリースマートフォンとしては性能と価格のバランスが良く、Snapdragon 660搭載としては定価ベースでは最安です。このスペックで3万5500円を実現したASUS JAPANには今までとは違うやる気のようなものを感じさせます

ZenFone Max M2 ZB633KL (16)
ZenFone Max Pro M2ではちょっと予算的に厳しいし、もう少し手頃なものが欲しいな…という方にはZenFone Max M2もご検討ください。こちらは2万6500円、Snapdragon 632/4GB/32GBで十分に快適なスマートフォンです。

ASUS Storeでも販売中

発売日は3月15日ですが直販サイトのASUS Storeにて取り扱いが始まっています。予約・購入は以下のリンクからどうぞ。

ZenFone Max Pro M2 ZB631KL:ASUS Store icon

ZenFone Max M2 ZB633KL:ASUS Store icon