2019年12月5日に国内版ZenFone 6にもAndroid 10アップデートが配信されました。メジャーアップデートということで大きく変更された箇所がいくつかありますが、今回は新しいナビゲーション操作「ジェスチャーナビゲーション」を紹介します。
ナビゲーションジェスチャーの設定方法
「ナビゲーションジェスチャー」はAndroid 10から使えるようになった新しい操作方法です。設定方法は上の画像の通り進んでください。
「本体設定」→「ディスプレイ」→「システムナビゲーション」→「ジェスチャーナビゲーション」
操作方法
従来と異なる操作方法ですので慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。
ホームに戻る
従来の「ホームボタン押下」に相当する操作です。画面下部からのフリックなら中央のバーのある部分以外でも反応したので結構適当に操作しても大丈夫かもしれません。
アプリ履歴を開く
従来の「タスクボタン押下」に相当する操作です。ホームに戻る操作と同じような感じですが、こちらはスワイプして行います。
直前のアプリに戻る
従来の「タスクボタン2度押下」に相当する操作です。Twitterを見ているときにLINEが来て、通知からLINEに飛んだ後、またTwitterに戻るみたいなときに役立ちます。
1つ下の階層に居るアプリと切り替える機能となります。
戻る
従来の「戻るボタン押下」に相当する操作です。側面の画面外から内側に向かってジワッとスワイプする感じ。場所は上でも下でも問題無く、持っているポジションで操作しやすいところから行えます。
また、左右どちら側からでも行なえ右手左手関係なく使いやすくなったことが特徴と言えます。
ジェスチャーナビゲーションのメリット
従来のナビゲーションバーと異なりコンパクトになりました。画面下部のデッドスペースが削減され、コンテンツを表示できる領域が拡大。ムダなく大画面を活用できます。
また、戻る操作を画面側面から行えることで指の移動距離が短くなり、素早い操作が行えるようになりました。大きい端末でもナビゲーションバーを触るために持ち直したり両手で保持する必要が無くなりました。
ジェスチャーナビゲーションのデメリット
Androidアプリの多くは左側からスワイプすることでメニューを表示する機能が備わっています。GoogleマップやPlayストアでも使えるようにGoogleの標準的な操作体系なんだと思いますが、これがジェスチャーナビゲーションの戻る操作と競合します。
将来的にジェスチャーナビゲーションが普及すれば自ずと競合する操作は無くなっていくでしょうけど、現時点においてはそういうチグハグな部分も残っています。
ZenBlog雑感
Android 9の時も2ボタンナビゲーション操作を実装したり、割とコロコロ新しい操作方法を出してくるAndroid OSですが、今回のものは定着するでしょうか。
ナビゲーションバーが小さくなったことで表示領域が拡大する効果はコンパクトモデルが大きな恩恵を受けそうです。新しい操作は大画面・小型機どちらでも使いやすい良くできたものだと思います。