「ROG Phone IIが欲しいけど国内版は高い!そんな中、中華系通販サイトを見てみると国内版の半額近い価格で販売されているROG Phone IIがあるじゃないですか!調べてみるといろんなガジェット系サイトがおすすめしてるし、これならコスパ抜群で最高!」と購入する方もいらっしゃるかと思います。
そのROG Phone IIはテンセント版といってグローバル市場向けとはまた違う、少し特殊な製品です。国内版との違いをしっかりと理解した上で購入を検討してください。
ROG Phone IIのテンセント版とは
ASUSが中国のテンセントとパートナーシップを締結し、主に中国市場向けに販売している独自モデルです。8GB/128GBといったRAMやストレージ容量が少ないモデルが用意されていたり、後述する付属品等の削減によりコストダウンを図っています。
Google Playストアがインストールされてないかも
中国ではGoogleのサービスが利用できません。中国向けテンセント版ROG Phone IIにはPlayストアを始めとするGoogle純正のアプリ・サービスがプリインストールされていません。
中華系通販サイトから販売されている場合、後からグローバル版のROMに書き換えたりして対応している場合もあります。また、通販サイトによってはテンセント版にもかかわらず「グローバル版」「国際版」と謳っていることもあるので注意が必要です。
ここからはYouTubeにて公開されているテンセント版ROG Phone IIの開封動画を参考に紹介していきます。
パッケージが異なる
国内版
グローバル版においてもこのデザインが採用されています。こだわりを感じさせますし、これ自体にコストがかかっていることが伺えます。
テンセント版
普通のスマートフォンと大差ない四角いデザインになっています。
付属品が異なる
国内版
大きなパッケージからたくさんの付属品が出てきました。USBケーブルはケーブル部分がナイロン編組になっています。
AeroActive Cooler IIが付属しない
国内版
高負荷時の発熱を抑えるための外付冷却ファンです。ROG Phone IIの特徴である豊富なアクセサリーの中で付属品として最初から利用できるAeroActive Cooler IIですが、テンセント版には付属しません。
Aero Caseが付属しない
国内版
AeroActive Cooler IIと併用可能な専用ケースです。本体に装着すると見えなくなってしまう内側にまでこだわったデザインが特徴。
テンセント版
代わりに硬質プラスチック製のクリアケースが付属しています。
背面のデザインが異なる
テンセント版は背面のRepublic of Gamersロゴの代わりに「Tencent Games」というロゴが入っています。
ROG Phone IIらしさを減らして安くしたモデル
アクセサリー類は別途購入することで利用できますが、国内版でれば最初からカスタマイズが可能。自分の好みに合わせてアクセサリーを付け替えられる合体の楽しさもROG Phone IIの大きな魅力だと思います。
テンセント版ROG Phone IIはいわば「ちょっと独特なデザインの高性能なスマートフォン」として販売されていて、国内版やグローバル版とは違う立ち位置のように感じます。
対応バンドなど違いは他にもありますが、国内版・グローバル版とは違うことをあらかじめ理解したうえで購入を検討してください。
ZenBlog雑感
国内版の半額近い価格で購入できる海外版ROG Phone IIのほとんどがテンセント版だと思います。ヨーロッパで発表されたときも、ブラジル向けもROG Phone IIの価格は10万円を超える価格設定でした。
日本国内向けとの価格差はそれほどありません。「国内向けROG Phone IIが海外に比べて割高」というのはテンセント版を同一モデルだと勘違いしてることが多いんじゃないかと思います。
情報元:Asus RoG Phone 2 Tencent Edition Unboxing 🔥 First In India! / Asus ROG Phone 2 Tencent UNBOXING & Initial SETUP w/ GOOGLE PLAY