ASUS JAPANはChrome OSを搭載したタブレット「ASUS Chromebook Detachable CM3」を発表しました。当ブログでは事前にお借りして試用する機会がありましたのでレビューを紹介します。
ASUS Chromebook Detachable CM3 CM3000DVAの主なスペック
- OS:Chrome OS
- CPU:MediaTek MT8183
- ディスプレイ:10.5インチ(1920×1200)グレア液晶、ペン入力対応
- RAM:4GB LPDDR4X
- 内部ストレージ:64GB / 128GB eMMC
- アウトカメラ:800万画素、AF
- インカメラ:192万画素
- バッテリー駆動時間:約12.3時間
- サイズ(本体のみ):幅255.44mm×奥行き167.2mm×高さ7.9mm
- サイズ(フル装備):幅255.44mm×奥行き167.2mm×高さ16.9mm
- 重さ(本体のみ):約506g
- 重さ(フル装備):約915g
- キーボード:78キー日本語キーボード
- その他:USB PD(45W)、イヤホンジャック、MIL規格(MIL-STD 810G)準拠
- 付属品:ASUS USI Pen、デタッチャブルキーボード、フレックスアングルスタンドカバー
Chromebook Detachable CM3とは
Google発のOS「Chrome OS」を搭載したタブレットです。単体ではタブレットとして。キックスタンド付きカバーとキーボードカバーを装着すればノートPCとしても使えます。さらにペン入力にも対応し、ペンは収納式。これらすべてが付属するオールインワンな1台です。
Playストア対応でAndroidアプリも動作
Google Playストアに対応し、Androidアプリのインストールも可能です。互換性の関係上、すべてのAndroidアプリが正しく動作するとは限りませんが、今や絶滅危惧種となったAndroidタブレットの代わりも務まるかもしれません。
ASUS Chromebook Detachable CM3の外観
本体はエッジの効いた角張ったデザインでMicrosoft Surfaceシリーズを連想させます。
縦・横どちらでも使えるスタンド機能を搭載した「フレックスアングルスタンドカバー」
Chromebook Detachable CM3の特徴の1つである「フレックスアングルスタンドカバー」には縦・横どちらでも使えるキックスタンド機能があります。裏側を見るとどんな構造なのかよくわかります。
縦置きの様子。ビデオ通話や電子書籍の閲覧などでの利用を想定。ウェブサイト閲覧もこの方が快適かもしれません。
日本語配列の「デタッチャブルキーボード」
カバーとしても使える「デタッチャブルキーボード」は日本語配列を採用しています。本体サイズが10.5インチとコンパクトなため、特に右側部分は若干窮屈なレイアウトになっています。
本体との接続は物理的で、マグネット固定です。そのためキーボード入力は横置き時しか利用できません。縦置きでも使えれば最高でしたが、その場合にはBluetoothキーボードなどを別途用意しましょう。
キーボードは使用する際に角度が付くようになっています。こちらもMicrosoft Surfaceなどで見かけるものと似ています。ベゼル(額縁)部分に貼り付いているだけなので画面を覆いません。
ノートPCとしての使いやすさも追求
キックスタンドとキーボードを展開した状態。これでノートPCとして使えます。角度をつけるために画面下部ベゼルに張り付くため、見かけ上の画面占有率も向上します。
右側面下部にイヤホンジャックとUSB-Cポートが来るようになっていて、ノートPC時に使いやすいよう考えられていますね。
Lenovo IdeaPad Duet Chromebookのライバル的立ち位置
この製品を語るうえで「Lenovo IdeaPad Duet Chromebook」は欠かせません。デザインやスペック構成など、ASUS Chromebook Detachable CM3は明確にレノボの製品を意識しています。ASUSが後発ということもあり、Lenovo IdeaPad Duet Chromebookのイマイチだった点の多くが解消され、付加価値を高めています。
Lenovo IdeaPad Duet Chromebookのイマイチポイントをことごとく改善
まずはキーボード部分。Lenovo IdeaPad Duet Chromebookでは角度が付かず平らな形状ですが、ASUS Chromebook Detachable CM3では打ちやすい角度を保てます。
閉じた際にキーボードカバーがズレるのも地味なストレスでした。ASUS Chromebook Detachable CM3はしっかりと密着。キーボードカバー側もファブリック素材で一体感があります。
Lenovo IdeaPad Duet Chromebookには無い魅力
スタイラスペンは付属品で、本体に収納できます。また、イヤホンジャックも搭載されています。小型機を得意とするASUSらしさ満載。縦置き可能なキックスタンドなど個性的なギミックが凝縮された完成度の高いタブレットに仕上がっていると感じました。
発売記念価格でLenovo IdeaPad Duet Chromebookに対抗
Lenovo IdeaPad Duet Chromebookは2020年6月に発売した製品です。発売から時間が経っていることで実売価格の低下もあり3万円台前半で購入できるようになっています。それに対抗するかのようにASUS Chromebook Detachable CM3は発売記念価格を設定。128GBモデルが税込み3万5800円で購入できます。
ASUS Chromebook Detachable CM3 CM3000DVAのラインナップと価格
CM3000DVA-HT0019:税込み5万800円→税込み3万5800円
128GBモデル
ASUS Store リンク:ASUS Chromebook Detachable CM3 (CM3000DVA-HT0019)
CM3000DVA-HT0010:税込み4万4980円
64GBモデル
ASUS Store リンク:ASUS Chromebook Detachable CM3 (CM3000DVA-HT0010)
ASUS Chromebook Detachable CM3 vs Lenovo IdeaPad Duet Chromebook スペック比較
両者のスペック比較です。画面サイズの違いによってLenovo IdeaPad Duet Chromebookの方が薄型軽量となっていますが、カバー+キーボードのフル装備時ではASUS Chromebook Detachable CM3の方が軽量なのもポイント。