低速充電
急速充電の能力向上は今のスマホ市場においてひとつのトレンドとなっています。30Wは当たり前。65Wだ!100Wだ!と競争が激化しています。しかしながら急速充電はバッテリーに対して負荷をかけ、場合によっては発熱し、電池の劣化に影響を与える可能性があります

ASUSのスマホにはあえて充電のスピードを抑えてバッテリー劣化を軽減する「低速充電」機能が搭載されています

「低速充電」の設定方法

ZenFone 7 Pro 低速充電 (2)
「本体設定」→「電池」→「バッテリーケア」→「低速充電」
設定方法は上記の通りです。チェックをオンにするだけですぐに使用できます。

今回使用しているのはZenFone 7 Proですが、このスマホは本来なら最大30Wでの急速充電に対応します。「就寝時に枕元で充電器に接続し、朝にフル充電できていればいい」という状況なら10Wでも十分余裕があります。バッテリーの劣化を抑え、長く使い続けられる手段として、あえて「低速充電」を使うのもアリじゃないでしょうか。

他にもバッテリーの劣化を抑える機能を搭載

ZenFone 7 Pro 低速充電 (1)
「低速充電」の他にも決まった時間にちょうどフル充電になるようコントロールする「予約充電や、あえて100%までフル充電しないようにする制限などの機能を搭載しています。

スマホを普段より多用しちゃって急速充電が必要になった場合にはこれらの機能を一時的にオフにすれば30Wで一気に充電も可能です。適材適所で、ZenFoneやROG Phoneを長く快適に使い続けましょう。

充電器を変えるのも手

Zenfoneのようにバッテリーいたわり充電機能が無いスマホでも充電器を変えることで同じような工夫ができます。Ankerやエレコムが取り扱っている合計12Wで2ポート出力する充電器は一晩かけて充電するには十分な性能です。安価で2個入り。私はAnker製を使ってます。