Smartphone for Snapdragon Insiders (5)
クアルコムがSnapdragonの名前を冠したスマホを発売しました。クアルコムブランドとして発売されたこの製品はASUSがパートナーとなり開発・製造されました。日本ではASUS Storeで販売されるなどASUS色の強さを感じます。

Smartphone for Snapdragon Insiders ZS675KW-BL512R16の主なスペック

  • OS:Android 11
  • CPU:クアルコム Snapdragon 888 5G
  • ディスプレイ:6.78インチ(2448×1080)有機EL、144Hz
  • RAM:16GB LPDDR5
  • 内部ストレージ:512GB USF3.1
  • アウトカメラ1:広角6400万画素、F1.8、1/1.73インチ、IMX686、OIS
  • アウトカメラ2:超広角1200万画素、F2.2、1/2.55インチ、IMX363
  • アウトカメラ3:望遠800万画素、F2.4、光学3倍、OIS
  • インカメラ:2400万画素、F2.45、換算27mm
  • バッテリー容量:4000mAh(Qualcomm Quick Charge 5.0)
  • サイズ:173.1×77.2×9.5mm
  • 重さ:210g
  • SIM:nanoSIM+nanoSIM
  • その他:ミリ波対応、Wi-Fi 6、背面指紋センサー、NFC
  • 付属品:Master & Dynamic製ワイヤレスイヤホン、65W充電器、スマホケース

Smartphone for Snapdragon Insidersの外観

Smartphone for Snapdragon Insiders (1)
ディスプレイは6.78インチ。画面サイズやリフレッシュレートはROG Phone 5と同等です。上下に少しだけベゼル(額縁)があるためインカメラはここに搭載され、ノッチはありません。

スピーカーはROG Phone 5とは異なり、画面上部側のベゼル受話部と、画面下部側はUSB-Cポートの隣に配置されています。横持ち時にはステレオ風に音が聞こえますが、少しバランスが悪く感じます。

Smartphone for Snapdragon Insiders (6)
Smartphone for Snapdragon Insiders (7)
背面は樹脂製のパネル。中心にあるSnapdragonのロゴは立体的な構造で、まるで内部に搭載されたSoCが外から見えているかのようなデザインになっています。設定によって白く光らせることが可能で、ゲーミングスマホっぽい演出です。

ZS675KW (1)
このライティングは「Snapdragon ロゴ照明」設定から行えます。点灯演出はシンプルで、光っぱなし(固定)と緩やかな点滅(呼吸)の2種類が用意されています。

Smartphone for Snapdragon Insiders (3)
カメラは広角(OIS搭載)+超広角+望遠(OIS搭載)のトリプルカメラ。カメラ構成やスペックはZenFone 7 Proと同様です。

Smartphone for Snapdragon Insiders (4)
下部にSIMスロットを搭載。デュアルSIMでSIMトレーの裏表に1枚ずつ。microSDカードは非対応です。

Smartphone for Snapdragon Insidersのプリインアプリ

ZS675KW (1)
プリインストールアプリはZenfoneシリーズやROG Phoneシリーズと変わりません。Smartphone for Snapdragon Insidersはワイヤレスイヤホン用のM&D Connectが追加されています。

ATOK for ASUS以外の日本向けアプリやFacebook、Messenger、Instagramはアンインストール可能です。

Smartphone for Snapdragon InsidersのAnTuTuスコアは82万点

EXP21 ZS675KW Antutu
AnTuTuベンチマーク(v9.1.6)でのスコアは82万点を超えました。Snapdragon 888搭載スマホとして十分な性能を有していることがわかります。なぜかZenFone 8 Proという名称が表示されていますが、AnTuTuが勝手にネーミングしてるだけのようです。

独自機能:Elite Gaming オプション

ZS675KW (2)
「Elite Gaming」はクアルコムのブランドなのですが、その名前を冠した機能が搭載されています。アプリを選んでチェックを入れるだけの設定項目で詳細は不明です。ゲーミング関連の機能はROG Phoneの方がしっかり作り込まれている印象です。

ZenUIを搭載

スペック表からはZenfone 8 FlipやROG Phone 5とパーツを共通化していることが推測できましたが、ソフトウェアの部分はまるっきりZenUIが採用されています。

Smartphone for Snapdragon Insidersの独自機能などもあるため一部変更や追加されたものもありますが、Zenfone・ROG Phoneユーザーであれば慣れ親しんだこのUIに新鮮味は感じないでしょう。

一部簡素化もされてる模様

EXP21 ZS675KW ウォーターマーク
ZenUIを搭載しているとはいえ一部機能は省略や簡素化されている模様です。例えばカメラアプリはウォーターマーク設定はありますが、オリジナルのロゴなどは用意されていません。ポートレートモードやインカメラで使える美顔モードも非搭載です。

ASUS初のミリ波対応スマホ

型番ZS675KWの末尾「W」がミリ波に対応するモデルに割り当てられるもので、ASUSとして最初のミリ波対応スマホとなりました。ミリ波だけでなく幅広いバンドに対応するなど、通信関連の充実さが大きな魅力だと思います。

あいにく私の住む地域ではまだミリ波どころかsub6でさえ満足に利用できないため、Smartphone for Snapdragon Insidersの実力をフルに発揮させることができませんでした。

外も中もちゃんとASUSのスマホ

ASUS Smartphone
ZenUIが搭載されているなど意外にも「普通のASUSスマホ」としてしっかり作られていました。ROG Phone 5やZenFone 7 Proの部品を流用・共通化することで少数生産でありながらコストを抑えていることが伺えます。クアルコムのスマホとして幅広いバンドに対応するなど、ASUSスマホとは少し違う部分もありますが、ZenfoneやROG Phoneのファミリーであることに間違いありません。

日本国内ではASUS Storeで販売されています。価格は16万4880円(税込)ですが、4.2万円相当のワイヤレスイヤホンが付属します。

ASUS Store リンクSmartphone for Snapdragon Insiders (ZS675KW-BL512R16) icon

ゲーミングスマホとして見ればROG Phone 5の方が完成度が高くおすすめです。何年も継続して作り続けているだけのことはあります。

万人向けという点ではZenfone 8がおすすめです。防水・防塵にも対応し、おサイフケータイも利用できます。