ASUS Chromebook CM30 Detachable（CM3001DM2A）の主なスペック

• OS：ChromeOS
• CPU：MediaTek Kompanio 520 (8186)
• ディスプレイ：10.5インチ（1920×1200）グレア液晶、タッチパネル、ペン対応
• RAM：8GB（LPDDR4X-3600）
• 内部ストレージ：128GB（eMMC）
• アウトカメラ：503万画素、AF対応
• インカメラ：503万画素
• バッテリー駆動時間：約12時間
• サイズ：幅259.5mm×奥行き169.2mm×高さ8.95mm
• 重さ：約609g
• キーボード：78キー日本語キーボード
• その他：USB PD（45W）
• 付属品：ACアダプター、ASUS USI Pen、デタッチャブルキーボード、スタンドカバー

本体と付属品

本体はタブレット形状。背面にもカメラを搭載しています。

MediaTek Kompanioのステッカー。

付属のデタッチャブルキーボード。日本向けは日本語配列キーボードになっています。10.5インチのボディサイズに合わせるためにちょっと窮屈な印象。本体との接続はマグネット＋ポゴピンでしっかり吸着。

付属のスタンドカバー。真ん中の折り目で曲げられてキックスタンドになります。本体とはマグネットで吸着。

合体するとこんな感じ。いわゆるSurface的なノートパソコンライクの使い方ができます。全部合体しても重さは約988gです。

横からの様子。デタッチャブルキーボードはベタッと接地するので打鍵時にたわむようなこともありません。左側面に操作系は集約されていて、電源ボタン、音量ボタン、イヤホンジャック、USB-Cポートがあります。

キックスタンドは無段階で調整可能。適度な抵抗があって角度が勝手に変わるような心配はありません。

ペン入力が良くなった

タッチペンを本体に内蔵しています。ノック式で中に押し込む動作でカチッと音がして少しだけ飛び出し、取り出しやすい構造。ちょっと細身ですが別途持ち歩く必要が無いのは便利です。

過去に触ったモデルよりも書き心地がなめらかでした。違和感が少なく結構快適。

ただしChromeOS特有のUIが邪魔をします。画面上部から下に向かってスワイプすると画面分割機能がせり出すのですが、ペン入力の際もこれが発動して妨害してくる状況。ストレス！

2つのUIを使い分ける

デタッチャブルキーボードを取り外している、純粋なタブレットモード時のUIがこちら。いわゆるAndroidタブレットに近い操作感になります。

デタッチャブルキーボードを装着。するとノートパソコンとして振る舞います。アプリはウインドウとして扱われ、右上に閉じるボタンなどが表示されます。画面下にアプリがずらっと並ぶところもWindowsっぽい。それぞれ最適なUIがあることは理解できるのですが、この切り替えはわかりにくいかも。

ウェブアプリとAndroidアプリが共存

もうひとつややこしく感じたのがアプリの振る舞いです。Chrome OSではアプリアイコンこそあれど、基本的にはChromeブラウザ上での動作と同じウェブアプリとなります。それに加えてPlayストアに対応し、Androidアプリも利用できるようになっています。

GoogleのサービスなどはウェブアプリもAndroidアプリも用意されているわけで、どちらを使うのが最適なのかがわかりにくいです。

今利用しているのがウェブアプリなのかAndroidアプリなのかはアプリ情報から確認できます。GoogleフォトはAndroidアプリで、それ以外のGoogleアプリはほぼすべてウェブアプリでした。

USB-Cポートのみ

さまざまなUSB機器を接続することが可能ですが、USB-Cポートが1つしかありません。複数のUSB機器を同時に使用したり、充電を同時に行うならハブは必須です。

マウスや他のキーボードを使用するならBluetooth接続のものを選ぶとよさそうです。

充電器

USB PDに対応し、最大45Wでの充電が行えます。USB-Cポートで充電できるのは最高なんですが、付属の充電器はプラグが折り畳めず、ケーブルも硬め。持ち歩いたり、日常的な使い勝手を考えるならサードパーティ製の充電器を別途用意することをおすすめします。

私が普段使っているのはエレコムの65W充電器と、Ankerの100W対応ナイロン編組ケーブル。これでスマホからノートパソコンまで幅広い範囲の機器を充電できます。

Chromebookデビューの最初の1台に

Chromebook使ってみたいけどどれ買えばいいかわからん！という方にちょうどいい1台だと思います。タブレットとしても使えるし、ノートパソコンとしても使える。ペン入力にも対応。キックスタンドにキーボードにタッチペンと必要なものはすべて揃っています。

まずこいつを買ってみて、Chromebookでできることを一通り試してみて「あ、私はChromebookでこういうことがしたかったんだ！」と気付くことができれば、次のステップアップ時にはより自分にあった製品を選べるでしょう。

搭載するChromeブラウザは拡張機能が利用できます。Windowsで使ってるアレやソレもChromebook上で動作します。フル活用できるChromeブラウザとAndroidアプリで賄えるなら、Chrome OSでもやっていけるかもしれませんね。

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