台湾のSOGI手機王ではZenfone 11 Ultra購入者にアンケートを実施。2ヶ月使用したユーザーの満足度、体験談をまとめています。
ユーザーの約7割が満足
アンケートに参加したのは305名。Zenfone 11 Ultraの満足度を10点満点で回答しています。
全体の69.5%のユーザーが7点以上と回答しています。
評価の高いポイント
特に「大画面」「AI機能」「パフォーマンス」「性能」の項目で評価が得ています。
大画面
Zenfone 11 Ultraでは6.78インチという大画面を採用。従来から大幅に大画面化したことでゲーム、動画視聴、ウェブ閲覧がより快適になりました。付属ケースについても持ち心地が良いとの評価です。
AI機能
通話をリアルタイムで翻訳する通訳機能や、ボイスレコーダーの文字起こし機能、生成AIを活用した壁紙作成機能などが評価され、日常生活や仕事で大いに役立つと好評です。
パフォーマンスと電池持ち
最新ハイエンドのSnapdragon 8 Gen 3を搭載し、高い性能を持ちながら加熱によるクラッシュやオーバーヒートなどのトラブルは起きていないとの声。また、5500mAhの大容量バッテリーは電池持ちに大いに貢献し、ユーザー満足度を高めています。
評価の低いポイント
特に「写真の画質」「外観デザイン」「AI機能」について評価が低かった模様です。
写真の画質
広角5000万画素、超広角1300万画素、望遠3200万画素のトリプル構成です。しかしながら実際の描写は精細感に欠ける部分があるなど、まだまだ改善の余地がありそう。特にズーム機能に関しては期待の声が多かったこともあり不満点として挙げられています。
外観デザイン
没個性的なデザインが評価を下げています。特にカメラバンプは安っぽく、フラグシップモデルに求めるレベルに達していないとの声。また、この大画面は持ちにくいとの声も挙がっています。
AI機能
搭載されたAI機能に期待通りの体験ができなかったという評価。AI翻訳のスピードが遅いなど、不満の声があります。
ZenBlog雑感
高評価と低評価は表裏一体で、例えば大画面化を歓迎する声もあれば、逆に今までのコンパクトの方が良かったという意見も出てきます。全人類が満足できる画面サイズは存在しないのでどうしようもないポイントと言えます。
AI機能はこれから普及していく新しい機能であるため、これを日常生活や仕事の場に浸透させていくにはしばらく時間がかかりそうです。もちろんその間にもどんどん完成度は高まっていくでしょう。今はその入口に立っています。
カメラに関しては長年ずっと課題に挙がっている印象で、なかなかどうしても大きな飛躍ができていません。それなりに良いセンサーを搭載しているのですが、やはり光学的なノウハウが少ないのでしょう。大手メーカーの多くは自社でデジカメ事業を経験していたり、そうでない場合はカメラメーカーとの競合によってクオリティ向上に努めています。
外観デザインに関してはZenfone 9/10で一気に垢抜けたのに今回どうした?という感じ。ROG Phone 8との兄弟モデル化によって設計に制限があるのは理解できますが、手抜き感が否めません。特にカメラバンプ、ここだけでももうちょっと頑張ればずいぶん印象は変わったはず。どうせケースで隠れるものですが、購買欲や所有欲を満たすために外観デザインはとても大事だと思います。
リンク:[SOGI調查報告]華碩Zenfone 11 Ultra入手後滿意嗎?7成網友給這評價!- SOGI 手機王
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2024年、ニッチからマス向けにターゲットを切り替えたASUSのスマホ事業。コンパクトモデルはZenfone 10が最後になるかもしれません。日本ではZenfone 11 Ultra発売前のこの時期、買うなら今のうちかも。