
「ROG Xbox Ally X」と「ROG Xbox Ally」が10月16日に発売されます。当ブログでは事前にお借りして試用する機会をいただきました。
製品スペック表
| 項目 | ROG Xbox Ally X | ROG Xbox Ally |
|---|---|---|
| 製品名 | アールオージー エックスボックス、エイライ エックス | アールオージー エックスボックス、エイライ |
| 型番 | RC73XA-22E24G1T | RC73YA-22A16G512 |
| CPU | AMD Ryzen AI Z2 Extreme 8 コア / 16 スレッド プロセッサ + Radeon グラフィックス |
AMD Ryzen Z2 A 4 コア / 8 スレッド プロセッサ + Radeon グラフィックス |
| AIメモリ | AMD Ryzen AI (NPU パフォーマンス 最大 50 TOPS) | - |
| メインメモリ | LPDDR5X-8000 24GB | LPDDR5X-6400 16GB |
| ストレージ | SSD 1TB (PCI Express 4.0 x4 接続 NVMe/M.2) | SSD 512GB (PCI Express 4.0 x4 接続 NVMe/M.2) |
| グラフィックス機能 | AMD Radeon グラフィックス (CPU 内蔵) | |
| ディスプレイ | 7.0 型ワイド TFT カラー液晶 1,920×1,080 ドット (120Hz) タッチパネル搭載 グレア |
|
| Windows Hello | 指紋認証対応 | |
| センサー | 加速度センサ、ジャイロセンサ | |
| 無線LAN 機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6E) | |
| Bluetooth 機能 | Bluetooth 5.4 | |
| 入力機能/ボタン | 左スティック/右スティック、方向ボタン、Xbox ボタン、表示ボタン、コマンドセンターボタン、ライブラリボタン、メニューボタン、A/B/X/Y ボタン、マクロ1ボタン、マクロ2ボタン、左バンパー/右バンパー、左トリガー/右トリガー、音量ボタン、電源ボタン | |
| インターフェース | USB4 (Type-C/Power Delivery/映像出力対応)×1 USB3.2 (Type-C/Gen2/Power Delivery/映像出力対応)×1 microSD カードリーダー×1 マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 |
USB3.2 (Type-C/Gen2/Power Delivery/映像出力対応)×2 microSD カードリーダー×1 マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 |
| バッテリー駆動時間 (JEITA 測定法 3.0) |
約 13.9 時間 (動画再生時) / 約 22.3 時間 (アイドル時) | 約 10.4 時間 (動画再生時) / 約 19.2 時間 (アイドル時) |
| OS | Windows 11 Home 64 ビット | |
| サイズ (突起部除く) | 幅 290.0mm×奥行き 121.0mm×高さ 27.5~50.9mm | |
| 質量 | 約 715g | 約 670g |
| 希望小売価格(税込) | 139,800 円 | 89,800 円 |
| 予約開始日 | 2025 年 9 月 26 日(金) | |
| 発売日 | 2025 年 10 月 16 日(木) | |

ラインアップは2種類。カラバリは無く、上位モデルのROG Xbox Ally Xは黒。標準モデルROG Xbox Allyは白。上位モデルの「X」はより高性能なプロセッサーを搭載し、インターフェースもグレードアップ。さらにバッテリーも大きくなり駆動時間が延長されています。価格差は5万円です。
操作性を最優先にしたグリップ形状

グリップの形状が刷新され、Xboxコントローラーの思想を取り入れています。従来のROG Allyよりも握りやすい、分厚くて立体感のあるグリップになっています。

従来のグリップ形状はハンドヘルドPCとしての携帯性を意識しているというか、ある程度かさばらないよう落とし所を模索しているような印象でした。ROG Xbox Ally シリーズでは操作性に極振り。とにかくゲームのしやすさを最優先しています。とにかく握りやすく、しっくりきます。

外観は色以外の差がわからないほど一緒。上位モデルの「X」はUSB-Cポートの片方がUSB4(転送速度40Gbps)になっていてUSB 3.2 Gen 2(転送速度10Gbps)の4倍です。
セットアップからコントローラーが使える

基本的にはWindows 11を搭載したタブレット端末のように振る舞います。セットアップも他のパソコンと同様ですが、最初からコントローラーを使うことを想定しており、ボタン類の案内も出ます。

Windows 11のデスクトップ。ゲーム機である前にWindowsパソコンなので、マウスやキーボードを繋げば小型パソコンとしても使えます。そりゃそうだって感じですが、使用の幅が一気に広がりそうですね。この上にXboxなどのアプリが立ち上がってゲーム機として楽しめるのですが、従来のROG Ally シリーズにあったAmoury Crate SEも搭載されていて、Steamなど他のプラットフォームも同様に利用できます。
充電器はイマイチ

充電器はASUSパソコンおなじみの形状。だいぶコンパクトになった方ですが、プラグは折り畳めないのでモバイルには不向きです。外出先ではPD対応の充電器やモバイルバッテリーを別途購入して持ち歩くと良さそう。
45gの差はわからない
発表段階ではROG Xbox Allyの方が安いうえに軽量であることで、使用スタイルに合わせたチョイスができるなと考えていました。が、実際に2モデル両方触ってみると、重さ45gの差は正直わかりません。
予算が許すならROG Xbox Ally Xを買ったほうが間違いなく快適だろうと思います。特にバッテリー性能に関してはモバイル機として重要です。プロセッサーについても、電力消費を抑える工夫はできても、パフォーマンスを底上げするには限界がありますから、迷うなら高性能な方をチョイスした方が幸せになれそう。

ちなみに標準モデルの方は白いボディにカラフルなボタンでかわいい(上位モデルはモノトーン)。デザイン面ではこちらの方に魅力を感じました。


