ASUS 独自開発 セラルミナムとは
近年、ASUSがノートパソコンなどで採用を増やしている素材「セラルミナム」。独自開発の素材であることや、名前の由来がセラミック+アルミニウムであることなど、ぼんやりわかっているのですが、もうちょっとだけ深堀りしてみました。

一般的なアルミ素材はアルマイト処理を行う

アルマイト イメージ
引用三和メッキ工業株式会社
アルミニウムの自然酸化皮膜では耐食性・耐摩耗性が不十分なため、より厚く均一な皮膜を意図的に形成する技術が「アルマイト」です。素材を電解液に入れて陽極(+極)として電気を流すことで表面が反応し、アルマイト処理が完了します。ここから塗装などを経て製品の外装などに仕上がっていきます。

アルミニウムをプラズマ電解酸化処理

プラズマ電解酸化 イメージ
引用VMT CNC Machining China
ASUS独自の「セラルミナム」はこの技術の発展型。アルマイトのように電解液に浸漬し、電気を流すところまでは一緒ですが、電圧がめっちゃ高い。この処理を行うことでアルミニウム表面がプラズマ放電によって反応し、セラミック酸化物層が形成されます。

こうして完成したセラルミナムはアルマイトよりも格段に丈夫で、傷や摩耗に強くなりました。もとはアルミニウムなので軽量ですし、リサイクルも可能。環境にも優しい素材。

「アルミニウムにセラミックをくっつけた」というような表現は一見わかりやすいですが、より正確には「アルミニウムの表面に電気流してセラミック化させたもの」です。

今のところASUSだけが採用する技術

アルミニウムのプラズマ電解酸化自体はすでに存在する技術です。それを大々的に採用し「セラルミナム」という名前を付けてブランディングしたのはASUSの先行する部分といえます。今のところ他社で同様の技術を採用した例はなさそうです。

Zenbook SORAで採用

Zenbook SORA レビュー (8)
すでにいくつかのモデルで採用されていますが、Zenbook SORAはその代表といえます。ボディ外装全体にセラルミナムを採用。塗装処理も相まって金属とは一味違う、しっとり温かみを感じる質感に仕上がっています。